koichang’s blog

詩を書いてます

瞑想のヴァイオリン弾きにカスタネットを投げつけるオクトーバー

私は見晴らしのよいしづかなところで、 唇を少しだけ横に広げるようにして微笑んだ・・。 夏秋冬春の区別のない風景の乾板から蒼ざめた影が逃走する、 貝の形をした噴水や、図形の形をした舗道もないけど・・ 、、、、、、、、 宇宙に触れられる・・。 宇宙におけ…

恋愛 A

眼を閉じると、底なしの静かな淵に放り込まれた砂糖のかけらのような夜空。 蒼い夜空、輝く星辰、水晶のような透明な山岳のうねり・・。 華やかな灯と暗との交錯を走る電車 冬の天の原、今までに過ぎた時間を、トーキー・スクリーンにしていく。 (あたし――ふ…

黄金の欲望

、、、、 、、、、、、、 この手で・・この眼で触れた―― 余韻の中の曖昧な夢、感情、前触れなしの鮮明な映像。 唇の重み、微妙で危険な場所・・。 She kissed him. ...Can I kiss you? ......Can I kiss you? そして僕は巨大ないなりずしをとりだし、 あるいは世…

ハードボイルド A

水撒き装置の音がする郊外の芝生。精密な時刻表タイムライン。 大きな扉が見える。足元は大理石か。 ――鎖に止められる。脳裏をかすめる無言のjoke。 石榴の潰れた真っ赤な果肉のような、口内炎が気になる。 ハマダラ蚊の沈黙の羽根の下のジャングル・・。 建築…

つい先日

き 「葱」が一文字であるのに対し、 にら 「韮」が二文字であるので、 ふたもじ 「韮」と言う。 ひともじ だから「葱」と言う。 ・・・現代でも残りつつ、 しかし今では使う人も限られているんじゃないかと思う、 にょうぼうことば 女房詞。 、、、、 ひもじい…

かもちゃん、ひまつぶしをすれば

かもちゃんは、いずうさに言いました。 けいさつ 、、 「警察をサツって言うのは、語頭音消失といいますダロ。」 「ふむ。」と、いずうさが言った。 「かもちゃん、それで、あたらしい消失がないかを考えたダロ。」 ・・・消失するのではなく、させるもの、とす…

サスペンス A

、、、、、、、、 潰れて黒ずんだ花が映し出されたあと、 、、、、、 四つの画面に分割する。 (喋り声が聞こえている・・。) (聞き取れない喋り声――。) 四つの画面の内の一つは唇が動く。 四つの画面の内の一つは眼が動く。 四つの画面の内の一つは手が動…