koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

あーちゃんと、戦う女


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あーちゃん、朝とか地面凍結してるよね、
最初から二クール放映が決定しているアニメみたいに(?)

、、、
流した(?)

うん、近頃寒くなったね
定価で買ったばかりの商品がセールで五〇パーセントオフだよね(?)

、、、、、 、、、、、、、、、、、、、、、
あのごめん、無理に話にのせてくるのやめない?

ごめん、でもさ

とか言いながら、鼻を左手の甲でこするけど、
多分何の意味もない演技(?)

あたしさ、自転車の本場としての、
その、プライドを隠せなかったんだよね(?)
隠せなかったっていうか、隠せなかったんだよね(?)

​じゃあ、隠せなかったでいいじゃないかと思いゆ(?)
と、そこで、突然宗旨替えしたように、

「あーちゃん、笑ってもええんやで」とか言い始
めた(?)

、、、、、、、、、、、
関西弁を使う不良な手法(?)
今日の彼女はプライドを捨てている、
捨て身だ、捨て身だ、ゴッド、おーまいごっど(?)


、、、 、、、、、、、、、、、、、、、、
そして、あーちゃんがいつになくおかしい件(?)


通勤ラッシュの時間帯なのにPASMOがはじかれる、
ここは卓球場なのか?
そう思った束の間、雪国の蜃気楼(?)
福原愛ちゃん(?)
そんな風に、USBの表裏を付け間違える(?)
ごめんちょっと、言ってる意味が、本当に・・・

親指を立てた、気にするなよ、のジェスチャー(?)
気になったから聞いたんだけど(?)

アニメの神作画も、作画崩壊もあたしの心を震わせるけど、
もう隠せなかったんだ!(?)
何度も言わせるなよ、隠せなかったから、隠せなかったんだ(?)

じいっと、こっちを見てくるので、はにかんでしまう。
狡い手を使う、いや、姑息な手を使う(?)

金曜ロードショー
未来はSF映画よろしく、超複合企業が牛耳ってる、
いわば、ユニクロソニー、略して、ニロ(?)

微妙なチョイス(?)


でもそこから、ひとりの天才、
いや、間違った方向へすすみたがる天才が、
おそろしいアドリブを見せた(?)


ニロ・・・・・・
ニロー、ニロー、
うおおおおおお、ニロー(?)

、、、、、、、、、、、
笑ってしまうからやめて!


宿命のライバル、覚悟を決めてヒロインが髪を切る、
バトルシーンでかかる熱い音楽(?)
それは、風の谷のナウシカ(?)

、、、、、、、、、、、
そんなシーンねえええよ!

ごめん、間違えた、お風呂に入ってきれいなカラダになった直後、
トイレへ行きたくなる―――風の谷でナニシタ(?)

、、、、、、、、
ただの言いたがり(?)

非合理かつアナクロな手法かもしれないよ、
自転車に跨りながらね、あたしは巨神兵だった(?)
そいつの名前は―――ニロ(?)


色々と言いたいことあるけど、もういいや(?)
あーちゃんが、突っ込むのを投げた件

ペダルに足を掛けた、このホワイトメロディラインを奏でる、
ムーブメントがあたしの庭(?)
サクセスメランコリーは蜜の味、ハイパーテクニカルカレッジでは、
常識のこと―――だから常識って言ったんだ(?)
もう世界は凍ってしまったんだなって思ったよ、
気が付いたらラーメン屋は閉まってる(?)

、、、、、、、、、
マクドナルドへ行け(?)

でも、彼女が色んな手法を有効に使いながら、
めているのはわかる。
ホワイトメロディラインとか、サクセスメランコリーはともかく、
ハイパーテクニカルカレッジは、
さっぱりわからなかったけれど(?)


でもね、あたしの冬はまだ終わってない!(?)」

と、そこでやはり掟破りの手法を使い始めた。

「あーちゃん、あた冬やでー(?)」

似非関西弁は大阪発だな、
それは、あずまんが大王だね、
ふぁいなるあんたー(?)

「あーちゃんは、チキンマックナゲットが一九八四年だって、知ってるの?
てりやきバーガーにいたっては一九八九年なんだ(?)

そうなんだー、すごいね(?)

とてつもなくスムーズに構えたよ、全集中ナントカの呼吸、
そこから生まれるアダブカダブラ・・・・・・、
これがナントカだというのか、
これがナントカ(?)
もっと深い、もっと妥協のない、もっと大きな真理に触れた、
これが神だというのか、これが形而上学、これが神秘、
・・・・・・これが、仏陀の境地、キリストの教えだった、
それは―――ニロ(?)

、、
うん(?)
あーちゃんが、もう、悟りを開き始めた件

NHKが本気出したプラネテスみたいにね(?)
やる時はやる奴なんだ、
本当にね、紅白歌合戦恒例のけん玉の世界記録みたいにね(?)
こんちくしょうメジャーの作画が気になる!(?)
でも、けん玉はすごいよ、だって、けん玉だよ、
すごいよ、すごすぎるぜ、けん玉なのか!
―――ニロ(?)

、、 、、、、、、、、、、、、、、、 、、、
その、ボキャブラリー急に乏しくなるの、やめて(?)
狙ってるよね?

ギャラリーに魅せるために、
ただ勝つんじゃなくて大技で華麗に勝とうとするゲーマーが、
失敗した時みたいな気持ちなんだ(?)

、、、、、 、、、、、、
あのごめん、わからないよ!

あたしは困難が多いほど、燃える女なんだ(?)

独演会(?)
まあ、聞こう。

朝六時、雪も降ってる、積もってる、もう、ホッキョクだ、
キタキツネも出てきたし、ホッキョクグマもいた、
気が付いたらシロナガスクジラもいたし、トマホークも飛んでた、
あれは、確かにトムジェット、おそるべき―――朝六時(?)

盛りすぎ森三中(?)

そして、タイヤはつるつる滑る、
カーリングかよって思いながら、あたしは、
もちろん、手を放して乗った!
ノールックパス、このアテンド!(?)

間違えた方向に全力疾走(?)
あと、その使い方微妙に気になるから、やめてね(?)

全然大丈夫、何の心配もない、頼もしい女、
光の速度で恐怖を忘れてしまう、
うっひゃーばくばくぶるるう(?)
チリーン(?)
けん玉と同じ、意外と何でも器用にこなせてしまう女、
さあ行こう、旅立ちとか、翼とか言いたがりのJポップ(?)
ズザアア―――そして、見えてきた、見えて来たんだ、
雪の中へと​ダイレクトアタック!(?)​
、、
ニロ(?)

・・・・・・馬鹿なことをしただけなのに、
何か一つの物語があったかのように語る女(?)

ポンポン、とスカートをはたくブルドック顔をした女(?)


その、ごめん―――ダイレクトアタック(?)

、、、、、
二回言った(?)
二回も(?)
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そして、両手を拡げて、
すうっと持ち上げた。

明快さを追求し、
あたしが笑った回数をカウントし、
おそらくこれしかないと思ったのだろう。

「にろおおおおおおお(?)」



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