koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

あーちゃんと、生活日記 *暴かれるサイコパス






たこ焼きとか、動物と呼ばれる彼女の、
中学生の頃の生活ノートをいずうさちゃんが、
かもめハウスに持ってきた。
彼女はいなかった。
プライヴァシーの問題もあるので大丈夫かなと思ったら、
どうも彼女が貸してくれたらしい(?)

「生活ノートってどういうものか知りたいと言ったら、
普通に貸してくれた(?)」
と、いずうさちゃんが、もふもふした顔で言った。
これは連絡帳と日記が組み合わせたノートのことだ。
先生と生徒がやりとりをする。
読んでみる。

​パラッ...​

​―――『入学式』からだ・・。​



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入学式でじっとしていたら、あたしのカノジョの、
あーちゃんの胸が大きいと思った。
バストサイズは頑なに教えてくれない。
この不条理を伝えたくて校長先生にかんちょーをしたいと思った。
中学生になったのでたぬきになりたい。

[コメント]
すごいですね。



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「先生・・・・・・」といずうさちゃんが言った。

でも、三十何人も生活ノートを書いたら、
自然そうなる。
一度聞いたら、真顔で出さない生徒を悪く言えないわね、
と仰られた(?)

教師という職業は大変なのだ、
書くだけでも御の字だと思う(?)

「あたしのカノジョはおかしいダロ、
そこはやっぱりカレシだろ(?)」とかもちゃんが言った。

わたしは、何も言わなかった(?)
ただ、心の中で、先生はセクハラ回避していたのではないか、
と思った(?)

あと、どうでもいいけど、何で、
生活ノートに、
少女漫画の画風で校長先生の顔を書いているのか?
この画風は、美内すずえ先生だった(?)


​パラッ...​

​―――『身体測定』だ・・。​


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身体測定であーちゃんが、
「身長を伸ばすストレッチがあるよ」と言っていた。
じゃあ、身長を測定する意味は何処にあるんだろうと思った。
あーちゃんに対抗して、
「体重を落とすには朝一番に出しきることだよね」と言ったら、
「じゃあ、体重を測る意味って何処にあるの」って言われた。

[コメント]
面白いですね。


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いずうさちゃんが、にやーっとして、
言われるなこれ、言われるなこれ、言われるなこれ、
と、想っていたら、やっぱり言われた(?)
「あーちゃん、面白いって」と言った。
「先生に毒舌認定されてるダロ」とかもちゃんが言った。

わたしは、誤魔化すように、
「でも、これネタだと思うな(?)」

こんなことを言ったかどうかは定かではないけど、
(彼女が嘘をついているわけではないと思うが、)
ただ、こういう書き方をするのは、
(悪意とも違う、一種の笑いの原理としての暴力があり、)
これはネタだという気がした。


​パラッ...​

​―――『部活見学』の話だ・・。​


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部活見学をしていたらあーちゃんが楽しかった。
部活で疲れた後に勉強が出来るだろうかと述べられた。
メリットより大きいデメリットについて述べた。
部活をするより休日に走る方が効率がいいと述べられた。
適度な運動は集中力を保つと持論を展開された。
先輩は困った子を見る目であーちゃんを見ていた。
あたしは運動神経がいいのと、
子供の頃の遊び仲間の先輩が多かったので部活に誘われた。
でも、きっぱりと断った。
部活をしても、あーちゃんがいないので、
それはやはり面白くないなと思った。

[コメント]
すごいですね。


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「先生、若干引いてるな・・・・・・」といずうさちゃんが言った。

いずうさちゃんが、攀じ登って頭の上に座った(?)

「あーちゃんのキャラが立ち過ぎていて、
たこ焼きの出番がないダロ」とかもちゃんが言った(?)

、、、、、 、、、、、、、、、、
かもちゃん、ネタ帳じゃないからね(?)

・・・・・・けれど、こんな書き方をしたら、
わたしがサイコパスみたいだ(?)

なんというか、突然大人の口の聞き方をする、
名探偵コナン君である(?)

でもこれは、彼女が部活に入りたいと言うので、
あーちゃんも入ろうとしつこく言うので、
理路整然とした、言い方をしたのだ。

でも、彼女の知り合いは多い、
子供時代って行動範囲と友達の数は比例する。


​パラッ...​


​『普通の生活日記』のようだ。​


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やっぱり帰宅部にしようと思います。
あーちゃんに相談したら、
「わたしが中心じゃなくて、
あなたが中心じゃなきゃ駄目でしょ」
と言われました。
傷ついたので、
あーちゃんにポエムを送りました。


[コメント]
がんばって!


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いずうさちゃんと、かもちゃんが、
すう―――っつ・・と、
わたしを見た(?)

、、、、、、、、、、、
そして何も言わなかった(?)

でも、確か、記憶の限りでは、
あーちゃんと一緒がいいと言ったので、
それもどうか、と思ったのだ。
言い方がきつかったかと言えば、
きつかったかも知れない(?)

、、、、 、、、、   、、、、
けれども、やっぱり―――反省した(?)

何か読んでいて、
被害妄想ではないけれど、彼女の視点で、
自分の生活態度を改めろと言われている気がする(?)


​パラッ...​


​『委員決めや係活動の話』のようだ。​
あと、全然関係ないけれど、わたしの名前を、
出さないで欲しい(?)


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あーちゃんは、
「クラス委員長ばかりやっているからやりたくない」と言う。
あたしは、
クラス委員長に選ばれたこともないので、
よくわからない。

みんなは選ばれるのが嫌なのがわかるので、
こんな制度つぶしてしまった方がいいんじゃないかと思った。

[コメント]
そうね。


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いずうさちゃんと、かもちゃんが、
すう―――っつ・・と、
わたしを見た(?)

、、、、、、、、、、、
そして何も言わなかった(?)


「でもね、毎回推薦されると、
嫌な気がするものよ」

と、そこへ、
かもめハウスにたこ焼きを持って彼女が来た。

「あーちゃん、委員長キャラだから」
「うん」

そしてとりあえず、
頭をさわさわと撫でておいた(?)