唇をなぞ―――る、『指』で、
(電、気、を、帯、び、て、)
空気―――は、飴のように粘り始める、
[瞳孔の拡張][毛細血管の急激な収縮][情緒不安定]
―――二度と帰ってこない昨日ではなく、
まだ見たこともない明日・・・。
fly...FLY...fly...FLY...
(Come on now, follow my lead...)
問い掛ける鼓動、胸が痛くなる・・
わ き あ が る 液 体 、
Working on it all day
昨 夜 の 名 残 、、
Oh, moving like slow motion
(君の身体ではなく、君の心を、
思い出している・・・)
「頑なになるなよ、利に走るなよ、
わいだめもないやさしい心で、
なごやかな気韻、緩徐なるせせらぎ、
しずかな―――幸せ・・・」
乱反射する無意識の場面を、
玻璃細工のような眼で見てる、見てる、
暗い水の揺れるよう―――に、
燐が燃えでもした光の弱い星のよう―――に・・。
愛 を く れ た ・・・。
妬みの虫にして、
ぼろ屑のようだと感じさせて、
僕をもっと孤独な隣人思想の、
自虐趣味の厭世主義にして。
(電、気、を、帯、び、て、)
空気―――は、飴のように粘り始める、
[挽肉機械の存在][正当な義務の強要][焦点の乱れ]
―――でも次々と思い浮かべてみる、
想いきれなかった心臓を咽喉の奥に感じて。
(それで雨が降るとしても、それで月が見えないとしても、)
空しい灯かりのともるこの通りの向こうに、
人目を避けた僕等の心の中に。
(内から発せられる言葉の症状に傾斜してゆくだけ、)
まだきっと、美しいものがある、
無数の砂金がある、
欲しいまま君が手に入れる人生の満足がある。
step...STEP...step...STEP...
問い掛ける鼓動、胸が痛くなる・・
わ き あ が る 液 体 、
Working on it all day
昨 夜 の 名 残 、、
Oh, moving like slow motion
(君が、いつでもどんな時でも、
それを望むなら・・・)
まごついて、むきだしになって、不安定で、
他人に語る以外に夢見れない僕の素直な気持ちは、
息の仕方から始まる・・・・・・。
、、、、
そうだろ・・・・・・・?
唇をなぞ―――る、『指』で、