koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

2022-12-18から1日間の記事一覧

イラスト詩「ultimate in essence」

とある男たちの会話

「上側に腕を構えて顔面に来たパンチをガードするとき、 俺の中の筋肉がスウェイしてパンチを避けて身体を引く」 ―――すかさず、阿吽の呼吸。 、、、、、、、、​ 「ただの弱虫じゃん」​​ 彼は多分、ガード​するというのは、​​​ ただガードすることではない、​…

イラスト詩「move off」

​唇をなぞ―――る、『指』で、 ​​​​​​​ (電、気、を、帯、び、て、) ​​​​​​​​ 空気―――は、飴のように粘り始める、 ​​​[瞳孔の拡張][毛細血管の急激な収縮][情緒不安定] ―――二度と帰ってこない昨日ではなく、 まだ見たこともない明日・・・。​ fly...FLY..…

イラスト詩「ブラックホール・ムーヴメント」

郵便貯金のような手軽さで 処理されてゆく、 空飛ぶ自転車でE.T。 ​​​街の匂いも、 蒸発感覚も、 全部教えて。​​​ ​​​​​​​ 世界が終わるとか言ってた 不愉快な記憶も、​ ロボットみたいな声で、 ​いまじゃたんなる​チープな 夢。​​ ​​​​​​​​​​​​​狂ってるの…

よくあるやさしい、心あたたまるような、マンションの話

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​とあるマンションに行ってきた、と、始めるのは正しいのだろうか・・・・・・。​プジュン...​[ブザーが何かの烙印のように見えている][部屋と廊下の網状組織が交錯し、汚れた壁が見えている][階段を昇ってきた]、、すっ、と手を…

イラスト詩「すべてはよくわからないところから始まった」

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​煙の部屋から出てきたガスマスクの女。​別にガスマスクをつけて生活をしてもいい、​けれども、初対面の人間にとってこれはやはり最悪だ。恐怖というのはやっぱり、異常なことから生まれてくる。喩えが色々と雑だけど、コーヒ…

イラスト詩「音楽のない夜」

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ グ​​ローブが落​​ちてる、、、 ​​高速道路下のフェンスの空洞​​、、、、 それを、金色の首飾りのように思う、 (花にうるほへ、) バレリーナよろしく…

時をかけたブラックホール・マジシャン

​​​テレポーテーションの基本的発想は、​何かをある場所から別の場所へ、、、運ぶ。その二点の間に物理的に存在する空間を、(​たとえば朝は海派で昼から山派になり夜は都会派になるように、​)横切ることなく移動させることである。おっと、スマホ歩きしな…