koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

2024-01-01から1年間の記事一覧

gravity

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​楽天カードのリボ払いも、ヤフコメも、スマートニュースのマクドナルドクーポンも、全部正義。既にある程度見えている目的や評価基準に従って、その解釈格子の中で「高得点」を目指すそんな風に世界が切り替わっていく“タイミング…

ノー・ファインダー

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​運動をしようって思う。デスクワーク中心、趣味も静動力モードの漫画やアニメに音楽、こんなことじゃいけないって思う。ノー・ファインダー。「「「接続そういう"噛みあわせ"にフォーカスしていく、「無駄なこと」がどこかで…

イラスト詩「頭痛」

​​​ アパシーで輝いた眼に、 ​腐ったアガベー、​ ​君がしたのはあっかんべー。​ 無駄を繰り返した日々の シュプレヒコール、 顔のない人が釘を打ち込んでいく。 ​ 「正しい答え何かないとわかっているでしょう?」​​ 「人間は愚かなもの、人間が辿り着くもの…

イラスト詩「教訓」

​​ひねもす秋の寂寥に棲む、彼方に突き出た崖、天にゆるぎなき位置をしめしたところに・・・、地上の楽園というのが、あるとするならば、その不在の彼方、麦藁帽子は落ちるのであろうか―――。ピリッとくるような丸太の傍らで、葉もなきその一本の釘と化した樹は…

税理士の話

​​​​​​​税の種類は約五十種類、「ふるさと納税」や、「地方交付税」は税金じゃないの?というような時に相談しないとは思うが、その場合はググると思うけれど、こういう税に詳しいのが、―――【税理士】だ。ちなみに「ふるさと納税」は、多くの人がご存知の通…

捻じれ始めた世界

​​ ​​​​​​​​ 長くて、いくつもの断層に分かれ、 期待は僕等を締め付けて、 何とはなしにこみあげる孤独、​​​​​ 星が消えるまで街を歩いた、​​​​​ 頭を覆う焦燥感。 、、、、、、、、、、 「望遠鏡もなかったけど―――」 (Oh...daisy chain “​​昔はそうだった…

SCARLET

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​彼女の線の細い、壊れやすそうな背中を追いかけている、知り合いなのに、他人みたいな距離で、時刻表の余白。―――駆け去ってゆく冬。いつかすべての生命に祝福の接吻を、与える蝶。春が来…

音楽は自由

​​​​クローズアップで表面をなぞる繊細なディティールで、​​​​服の下の下着、​スカートの下の大切な部分を見ていたんだっけ、、、、、、、 、、、、、、、、、、、オオアリクイのコンビニスイーツ決定版なんだよ、行け、お釈迦様も知らないミッドナイトヘブ…

イラスト詩「Romeo and Juliet」

イラスト詩「僕と君が一番欲しいもの」

​​「嘘だろ、こ、こんなことってあるのかよ・・・・・・」キープアウト、差し押さえ。ドドドドド、とジョジョに出てきそうな擬音が鼓膜へ。まるで殺人事件の立ち入り禁止だ。世界がどどめ色だった。二階建ての小さな家、中古物件の購入、年数四〇年を越えているく…

牛の話

雄牛と聞くと、闘牛士に向かって突進する、勇ましい闘牛の牛を思い浮かべる人もいるだろう。『日本霊異記』では牛に転生する日本人が多いようだ、それだけ身近なものだったということだろう―――か。また、『ギリシャ神話』に登場する、人間の女性と牛との間に…

そして僕等はもう大人

黙って―――つま先を見て、小石蹴ってドブに落として、無表情、耳から流れだす、ひと筋の赤・・・。久しぶりに友達から連絡が入る。もう二十年経っているだろうか。纏わって横たわっている​も​の、じわじわと​街が風​化するように流れていた―――もの。駆けてゆ―――…

変形

​​​​​​、、、、、、、、、、、天井から吊るされた釣銭。(“宅配先一覧”と書かれた電話番号一覧)《写真とメモが貼られた掲示板》量り売り用の計量器―――が、ピヂュン...>>>走行音とアイドリング音​干乾びたハーブ​―――が、​椎茸が、舞茸が、エリンギ​―――が、…

秋の空から蚕が桑の葉を食べているような音がする

憂鬱

​​ 誰だって『不安』で、“関わり合い”になるのが恐ろしい、 だから切っても切れない縁、絆なんてものを欲しがるんだろう、 罪の共有、秘密の共有、しいては・・・・・。​ ―――【恐怖】​ 言葉を変えて、街角をゆく、 うらぶれた思い入れ、袋小路、冷たい陰鬱な光の…

印象

​​​​​​​ 澄み渡った空とのどかな河川―――だ。 日本の象徴的な平和な光景を前に、 ​顔の表面だけ残して『全身』が忽然​―――と、 消えてしまったような放心と虚脱感・・・。 穴倉の興奮、強靭で、成熟し、完璧―――だ。 何故―――で、ズレてゆく。 何故、乗ったと思った…

路地裏

​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​<ゴミ箱から異世界へ行きます>...エアコンの室外機で、“コマンド入力”する、[ライセンスを有効にして下さい]えーと、ここをパカッとして、ここを、オリャッとする―――と。​何故か、『公衆電話』に…

Be Strong

​​​​​つまらない大人になったんじゃないかって、ふっと洩らしてみたら、毎日の繰り返しは本当に意味のないものになるけど、精神分析なんて大それたものじゃなくてもいい、折れた釘でも、砂を噛むようないまのこの気持ちを、確かめようって一人の部屋で考えた…

イラスト詩「永遠より長い時間」

​​ ​ ​​​​​ ​​​​​ 生​​きている​​間​​どんな​​驚​​きがある、​​ 油​を​塗った硝子、 水​​の​​中​​に​​入​​れた​​黄身。 h... ​​h...h... h...h...​​​​ ​h...​h ​h...h..h.. h...h..hh.​​​​​​.. 大きな音の秒針にステップ、を。 ベビーカーが坂道を転げ…

無法地帯

無法地帯という言葉を聞いて何を想像するだろう、存外、治外法権という言葉を思い浮かべるかも知れない。とはいっても治外法権とは、国際法上の権利で、在留外国人がその居住する国家の法律に拘束されない特権を意味する。その延長線上で、無秩序、混沌とい…

かもちゃん、ラーメンの神話すれば

​料理の鉄人―――じゃなかった鉄鳥が目覚める(?)「二郎ラーメンですか? 食べたことはありませんね」と、市長さんが言ったのだ。「俺も食べたことないな」と、魚屋のおじさんがさらに言った。とはいっても、事前の情報がある。ボリュームが多く麺がとりあえ…

神との対話

突然朝に落下する夕方

​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 沈黙すらわからない症、 (イリュージョンはダクトへ、) ・・・・・・・​​​​​​ドライブユニット、 工場の鐘のあと、頬に金色の埃・・・。​​​​​​ オーバードーズの量、 (欲望の積み木遊びはサルヴァドール・ダリ、) 軽信による懐疑―――折に触れた…

時間と哲学

時間は人間において平等に与えられるものだけれど、相対理論的には、人間が速く動くほど、人間が強力な重力の影響下にあるほど、外部からはその時間の進み方が遅くなるように見える。このことからも言える通り、時間は「絶対的」ではなく「相対的」だ。アリ…

白い羽根

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ これは​一体何度目​の冬? そしてこれは一体何度目の絶望?​​​ この道の先に何があるの?​​​​​​​​​ 果てしなく続く青い空と灰色の街・・・・・・。​​​​​​​​​ 小さな声は聞こえない―――から。​​​​​​​​ 優しく…

ダンジョンについて語る

​​​​​​​​​​​​​ 地形に沿ってざわめく大地を歌う、暗い水の揺れるような光・・。 刻一刻と時がたつにつれて、 景色はますます絵のような趣を見せてきた。 防塵ゴーグルに防毒マスク、防護服も必要・・。 懐中電灯も必要・・・。 だがそれらは必要ない、断じて、まっ…

豆腐の話

豆腐作りは水が命。日常よく口にする絹ごしや木綿といった豆腐の、全体の八~九割が水。水の良し悪しがダイレクトに反映される。原料となる大豆は、まず水洗いされ、その後“浸漬”といって水につけられる。ここで豆に水をたっぷりと吸わせるので、水の質はと…

イラスト詩「零式」

【log in】して、透過ディスプレイのように事細かに浮かんだ、オンラインユーザー規約を斜め読みしながら、眼の奥に突き刺さるような、極彩色の光の乱舞。ぼんやりと景色の像を結ぶ数秒。視界のピントがきっちり合うと、―――本物そっくりの、ヴァーチャルリア…

自分と自分以外の世界

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ハンドオブグローリー​栄光の手をご覧。​​人が話している言葉の中から、抽選で選ばれ​​伝えたい本当の心をすくい上げ、​​​パスカード。​​​どうせすぐに裏切られる。 ​​​​​​​嫌わ…

イラスト「君は何も信じていない」

​​​​​​​​​​ (抵抗を感じるから、 嫌がらせのゲームを始めさせてよ・・) 「信じてきたことだって・・・・・・」 「(打ち砕かれる日が来る―――」 (何処へ向かっていくのか、 単純で複雑な問い掛けを無意識が分析する・・)