呼吸をすると肺に満ちる新鮮な空気、
血は赤いけれどピンク色がかって思えることがある、
その若干の感覚の違和のなかで、
空気は透明だけど薄っすら青味がかっているように、
考えることが―――ある・・・。
(ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイスみたいだ・・。)
ぴったりと糊付けされたみたいに、
単純な白や黒になろうとする世界の中で。
、、、、、
あったんだ、
―――こんなに綺麗なものがわたしの中に・・・。
、、、、、
あったんだ、
―――君への想いはブレーキの利かない車・・・。
ゼリーみたいな―――現実が遠のく・・、
実感がない、いくつもの理由が思い浮かんでは、
隠されてゆく真実・・・・・。
光と影 で、
君と僕 は。
さいしょの、ほのおが、
うまれた、ばしょ。
(さいしょのほのおが?)
、、、、 、、
生まれる、場所―――。
夢の中 で、
君の名 は。
どうして、ふるえてるのか、
わからない、こどく。
(わからない、こどく?)
、、、、
震えてる・・・・・・。
視界が緩っくりと歪む、滲む、
ピンボケ写真のように、
悠ったりと、
色も形も混ざりあって、
少しずつ視界が戻ってくる時に、
あなたがいた。
事情や経路の古い澱ごと現像する、
水面に舞い落ちた落ち葉の小さな波紋・・・・・。
いつからだろう、
巻きなおした時計みたいに、
そこに八ミリの回転する音を、
想像するようになったのは。
あなたが教えてくれた希望が、
接着理論の公式のように思えてくる、
人は一人では生きられない、
というよりも、
人は一人で生きなくてもいい。
Feelings are night,
but thoughts become dreams...
―――その言葉が、
すっと、胸に届いて心の澱をさらった・・・。
この魔法は解けない―――魔法・・。
永遠に解けないでいて―――欲しい魔法・・・・・・。
(恋とか愛とかいまでもよくわからない、)
(あたし、すごく、不器用だった・・・・・・)
(人に合わせるのが、周りの友達に合わせるのが、
いつのまにかすごく辛くて、苦しくて、)
思い悩んで、傷つけて、でも弱くて、
なんでこんな人生を生きているのかわからなくなった・・。
張り詰めた一瞬、
そのままいったら弾けてしまいそうな緊張した連続が、
―――止まった、
力を抜かなくちゃいけない、
一つだけでいい、
―――停止 ま っ た ・・・。
、、、、、
あったんだ、
―――こんなに綺麗なものがわたしの中に・・・。
、、、、、
あったんだ、
―――君が心の傷や弱さを癒してくれたから・・・。
愛していると言わせてほし―――い・・。
蛇行する、曲進する。リズム、イントネーション、
コミュニケイト、決定性の、因果性の―――、
―――感覚は・・・夜(の、)
―――感覚は・・・夜(の、)
風に声 だ。
さいしょの、ほのおが、
うまれた、ばしょ。
(さいしょのほのおが?)
、、、、 、、
生まれる、場所―――。
、、、、 、、
生まれる、場所―――。
赦し、慰め、膠着からの脱出、
不安な夜でもあなたの隣で眠ることを覚えた、
歯を一緒に磨く、一緒にご飯を食べる、
一緒に散歩する・・・・・・。
Feelings are night,
but thoughts become dreams...
(不思議な手応え、)
(多声感帯の変異性、)
君、の、中、に、あ、る、
私、の、中、に、あ、っ、た、
、、、、、
あったんだ、
―――こんなに綺麗なものがわたしの中に・・・。
、、、、、
あったんだ、
―――君への想いはブレーキの利かない車・・・。