信号待つ間につけたカーラジオ、
遠くに積乱雲、
ran in my heart...
手のひらに種子のように吐き出してみたり、
退屈という言葉石にしてみたり、
つまんだり透かしたり壊したりする、視覚的なホワイトアウト、
不連続を連続的に見せる仕掛け装置。
「...街の灯
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
消費者を誘導する異様な意匠の店舗の風景。
タウンページ捲って、牛丼食べて、
微かな接触によって起きた、
紙飛行機の距離のような変化...
カチリ...きこえてくる。
ダムダムダム...きこえてくる。
My name is my name is...
な ん だ ろ う ・・・・・・。
それが『群れ』や『縄張り』でも、
type...だって、サラリーマン風の男女見てる。
淫蕩なる夏の森の彼方にあふれた生きる刹那、
(この巨大な病棟、隣人コンプレックス、
そして家庭設計の建築材料が見つからない、)
―――わ か っ て る っ て 。
いかなる照明でも、
ran in my heart...
(「秒で数えてる、地図」)
(“君がふざけてつけた水中眼鏡で桃色の瑞雲に到達した、
シネマが始まるよ”)
あの港湾荷物の倉庫街のグラフティペイントで、
フィフティーズ・ポップが鳴りだす・・。
(君はプール掃除のモップ持ってちゃんばらごっこを始める、
日時計の文字盤に、蝉の脱殻が落ちてる・・・
即興演奏の聴覚的なオーバーロード―――だ・・・)
「...街の灯
太陽は廻るだろう、
命はひとりでに勝手に延びてゆくだろう、
愛は君の手に落ちるだろう、
答えはひとりでに勝手に生まれるであろう。
カチリ...きこえてくる。
ダムダムダム...きこえてくる。
My name is my name is...
生きている現実と生きるための現実が重なり合い、
未来と過去が重なり合い、
嘘と本当が同病相哀れむという言葉になる、
君の固有の顔も一寸先は闇、存在の外になる時間。