Adolescence
胸が高鳴り、
切なくなる。
、、、
もつれ、
、、、、
ちらばり、
どう変化してゆくのか。
シナプスー、カモフラージュ、
プッシュ、ブレイクスルーだ―――。
妥協しない―――徹底した―――。
そこ、に、ある、の、は。
アドレッセンス、、、
五〇時間を超えると、友人になり、
九〇時間を超えると、友達になり、
二〇〇時間で、親友に行き着く。
本の頁を捲る指の質感を思い出しながら、
まるで古地図のような空を見ていた。
その奥に、どんな『真理』もない。
洗脳、、、
翼を拡げた飛行機、
青空の波の中を泳ぐ鳥。
聞こえるのは風の音だけ、
張り裂けそうな胸の疾走のドラムスーが、
今日も不思議な明るさの中で立ち竦む君を抱きしめる。
ハイ―(な、)
テンポー(で、)
水槽の中の脳、
(蜘蛛の巣状に、
血管縦横に走らせた集積体、)
ゴーグルの中のヴァーチャルリアリティーって、
言いたくなる気持ちもわかる―――よ。
、、、、、、
ここが何処か、なんてもとからわからない・・。
風に吹き飛ばされた銀色の水滴は―――涙、
宝石を連ねた糸のような夜の街燈の一瞬が、
夜光虫に変わる、地上から飛び出すことのできない、
呪いに満ちた星座をかがやかせる仕掛け装置になる。
落伍者になる、社会不適合者になる、
傷つきやすい僕等の武器は同時に自分を殺す。
誰もが出来ないコードを簡単に掻き鳴らし、
誰もが見えない別の音を欠伸するみたいに見つけても、
―――誰もが平等に悩み苦しむ。
こうやって悩んでいるのは、
自分自身だけだと思っていた。
―――これが僕の痛みですと取り出したものは、
あっという間に紙屑になって街の風が舞い上げた、
悲しみがエキシヴィジョンマッチしていたって、
何処吹く風、これは誰にも知られぬ胸の中、
(の、)塩の塔、罪を犯せば帰れない。
じゃあ、わかるように大声あげて歌にして、
どれぐらいの人が立ち止ったか、
薄暗い内部空間を呼び起こすような、
威勢のいいダイヴィングで潜った、泳いだ、
そしてもっと、息苦しくなった。
塩の塔は―――痛みの絶望的壮観。
漲る迫力と裏腹に、見上げるばかりで首が疲れる・・。
攀じ登ったら足下の高さに臓腑が顫える、
そしてもう同じ道を進むことは出来ない。
「守りたいものがあると強くなる」けれど、
一つの嘘がある時に、
途端にその『守りたいものは、
世界で一番強力な敵』になる。
アキレス腱とは違うけど、
壊せないものは触れるのを躊躇うもの。
[警告アラーム]がしてる。
ショウジョウバエの雄は、
雌を眠らせて他の雄との交尾を防ぐ。
真っ直ぐシャンとして、ピンとして、
凛として、あの空を見ていた僕はいない・・・。
気付かぬうちに胸に刺さった棘、
押し殺した痛みがいまもまだ心の奥に残っている。
捨てたくても捨てられなかった、
小さな痛みが溜まって―――ゆく。
ブジュン...
赤と青が夢の匂いのように混ざる、
けしてそこから美しいバランスのとれたものは、
生まれないのにゆるゆると運ばれてゆく、
澱んだ淵へ、
軌跡を織りだしながら・・・、
期待や胸のふくらみで濡れたもの、
愛や驚きに満ちた日々の轍、
ささくれも、寄る辺なさをも一瞬で、
優しく包み込んでしまうような・・・・・・。
屋根裏部屋や、地下室。
秘密基地や、思い出の場所・・。
そして本当に淋しくなった、
声も出ないほど、怖くなった・・。
胸が高鳴り、
切なくなる。
、、、
もつれ、
、、、、
ちらばり、
どう変化してゆくのか。
いつか飛行機から見た白い雲の絨毯を思い出す、
エレベーターがあったら行先階ボタンを押す。
、、、、、、、、、
気付かない方が幸せ、かも知れない。
春の唇に身をよじりながら、
その実、僕は大蛇に巻きつけられ圧迫されて、
骨をみしみしいわせているのかも知れない・・。
青ってその表面では、
何もうかがうことのできない霧の色、
だから美しくて、
だから本当のところ何もわからない、、、
人生みたいだと言ったらみんな首をかしげる、
抽象的な表現における誠実さは他者を与しない、、、