鏡を見ていた。
そして階段をのぼる、
――――永遠の若さを錯覚しながら。
耳に聞こえないほど小さくなった僕の足音、
「裏」と『表』
それでも何処かで誰かの思い出として生き延び、
聞こえていたものの哀れ。
わびさび。
・・・・・・無神経な技巧、
濡れごと、人口に膾炙した緊縛・・
真新しい鉄条網に影が纏わり、
金属の欠片のように狙撃兵しながら月は、
銀色の小魚の大群を生み出す。
(「経験値」とはトラップを飛び越える脚力・・)
ビニール袋に入れられたカメムシ状態―――で、
「充電ケーブルで腕を縛って止血してみたい」
(電子機器の進化は非常に速い、、、)
「充電ケーブルで長い髪を縛ってみたい」
(だのに、新規契約や端末の販売、
機種変更やプラン変更の手続き、、、
あらゆる細部が生き生きし、
(閉じこめているのは肉体ではない、全存在だ。
空っぽでなければ人生の別の扉が開くだろ―――うさ。
「生物兵器の開発作業」とか「戦乱の鎮火作業」でも・・。
ゆるやかに音もなく落下する。
(神の睡り。身体も、心も、孵化して、脱皮して、
孵化して、脱皮して、
・・・・・・・・突き破る。
すべてのディテールが相互に結びついたヴィジョン。
(一般的教養って何だろう、知性的教養とは何だろう、
それは「ブログって何だろう?」とか、
「ユーチューブって何だろう?」と変わらない・・
人生のバランス。
(油絵の温雅で明媚な色彩のように、
溝の手前の杉苔や銭苔にも、
“本当の見方があるはず―――だ”
“本当の捉え方というものがあるはず―――だ”
今日という日に一本一本の糸がはっきりわかる。
あちこちにつぎが当たっている。
“自分の顔の究極的、本質的に裸の状態”
アイ・ジャスト・ウォンティド・アーンサーズ
―――禅。