koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

アムウェイについて


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アムウェイとかいう、
古参のマルチ商法業者に、
消費者庁から業務停止命令が出された。
六か月。
消費者庁という国家機関から特大の雷。

コンピューターネットワークの時代でも、
起承転結があって、オチがあって、
人の心がちょっと動くような甘い言葉。
紫白の紫陽花の毬花みたいだ―――ね。
景仰と畏怖が混ざり合った気持ちなんか存在しない。
襟を正さない。

特定商取引法違反で、
消費者庁は同社へ新規加入に対する取引停止命令を出し、
この命令に従わなかった場合には、
三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金の刑事罰が課され、
この命令は行政勧告や行政指導と異なり強制力を伴う。

何処吹く風なんだろうか、
世界が騙してるとか言うんだろうか。


言葉が意味として成立する条件は、
自己と他者の認識している世界。
またそれをとらえる主体や成立条件によって、
必ずしも同一ではなく、主体に委ねることを前提としている。

、、、、、、、、
閉じられた墓だよ。



クレジットカードや運転免許証を無くし、
身分証明書の番号も思い出せない。
店舗や銀行に相手にされず、
ようやくたどり着いた再交付センターでも、
手がかりの番号を示せず、路頭に迷うみたいな、
―――アムウェイ式。

この種の勧誘では、
食事に行こうよ
イベント来てみない?
と目的を隠して誘う。


そこには様々な心理学がある。
脳内に巣食うたくさんの幻影が自分を行動させている、
―――言語的可視化せよ。

そして人の感情を逆なでする、プチ自慢。
自虐要素ゼロのピカピカの自慢。
クリーニング店に出したら服に、
しみがあったって文句を言われる場面なんか存在しない、
別の宇宙に生きている人々。

、、、、、、、、、、、、
なめきってる奴等の群がり。



既存のモデルを下敷きにすれば、優秀なものはつくりやすい。
また自分の考えを補強する案よりも、
むしろ自分が考えていなかったような視点をくれる案を好む。

えてほしい、
びがあるか、
分かり易いか、
新しい視点があるかの、
三原則である。


何気なく誘われていったら、
アムウェイ信者祭り。
洗脳の始まり。

、、、、、、、、、
操縦士のいない爆撃。

マッチングアプリでも同様の手口があって、
逮捕されている。
販売網に参加させる人が多くなるほど、
上の人が儲かる仕組み。
無限連鎖の、ねずみ講
そして最後には借金が残る。

マルチ商法のビジネスモデル(お金の流れ)を説明し、
そのモデルに従えばあなたは確実に損をするということを、
定量的に伝えることが何故か難しい。
がないのだ。
がないのだ。


お金を得ること=夢をかなえることという共通の価値観が刷り込まれ、
それを崇高視しすぎるあまり、
友達など大切な人間関係を犠牲にすることも厭わないほどに、
罪悪感が欠如または麻痺・・・・・・。


マルチ商法は、
孤独な人間たちの哲学なのかも知れない。
僕はそれを共産主義とか社会主義のように思う。
真っ当な人間なら誰だって一度は考える。

借金って一九六〇年代までは、
健全な消費者の発想のものではなかった。
けれど所得水準が上がり、
ある程度の借金なら無理なく返済できる余裕ができ、
また借金も目的によっては、
生活をより充実させるために役立つことが、
広く認識されるようになったことから、
借金する消費者は増加した。


何も変わらないのに、
言い方だけが大きく変わる、
―――借金。


相手に損をさせないっていう考え方や、
誰をも幸せにしたいっていう考え方は、
もう宗教の中にしかないんだろうな、と思う。

理想の中で夢を見る時代は終わった、
僕が気付いてるんだ、
僕はもうそういうところから一歩踏み出したんだ。

この手の人達は、
人生楽しまなきゃ損!
本当にこの商品はいいから!
とか言っている。
何だか麻薬みたいだなと思った。
段階の上位から下位へいたればいたるほど、
こういう考え方は強まる。

宗教も、マルチ商法も、
あるいは人間関係も夢も、
―――麻薬みたいだな、と思った・・・。


平気で矛盾したことを言う二枚舌というのは、
相反することを人に語り、
仲たがいさせる仏教語「両舌」
に由来するといわれる。

ギリシャの時代には、
僕等の時代における大抵のことが垣間見える。
本を読まないんだろ?
世界よりも目先のことにしか興味がないんだろ?

もちろんある地点まで状況が悪くなれば、
さらに行動はエスカレートする。

マンションの一室で契約を迫ってきたりもする、
僕も昔、創価学会の信者に同じような手口を受けたことがある。
彼等の場合は、金融リテラシーの低い若者に、
自由な時間と高い所得をちらつかせて、入会を迫る。
必死だ、上にあがれる瀬戸際なんだ。
誰を蹴落としてもいい、傷つけてもいい、
自分(自分達)さえよければいい。


どうして進んでそんなに、
人間の屑になりたがるのか?


相手の弱みに付け込む手法。
でもそれだけならまだいい、
よくはないけれど馬鹿な人達が馬鹿なだけでいい、
昨今話題の某新興宗教団体のように、
社名を隠して室内で監禁のようにして、
無理やり契約を結ばせる勧誘行為は、
徹底的に取り締まらなくてはいけない。