koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

憂鬱








 誰だって『不安』で、“関わり合い”になるのが恐ろしい、
 だから切っても切れない縁、絆なんてものを欲しがるんだろう、
 罪の共有、秘密の共有、しいては・・・・・。
​ ―――【恐怖】​

 言葉を変えて、街角をゆく、
 うらぶれた思い入れ、袋小路、冷たい陰鬱な光の夜の街燈、
 誰も一人にはなりたくはない―――のに、
 誰もが一人だ・・・。

 頭の中で、見えない手の中で、ぐんぐん拡がってゆく、
 そうしたらもう“​​さず​​”にはいられな―――い、
 『化け物』は、その―――『化け物』は・・・、
​ ―――【常識】​

 電車の通過するガタンゴトンという音を聞いた、
 工事用のフェンス、天井の低いトンネル、
 高架下に並ぶ、商店や屋台。誰もが―――犬の鳴き声を、
 しているような笑い声をあげて―――いた、
 (​​​椅子取りゲーム、その一人になるんだ―――と、​​​
​​​ それがこの世界気持いところだ・・・​​​

​ ―――“​夜​”がまる、​
​ りがくすんでえるような『​夜​』だ・・。​
 


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