koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

音楽は自由



​​


クローズアップ表面をなぞる繊細ディティーで、​​​
下着、
スカート大切部分ていたんだっけ、
、、、、、、 、、、、、、、、、、、
オオアリクイコンビニスイーツ決定版なんだよ、
け、
釈迦様らないミッドナイトヘブンズコール、
あし/あさ/​​​


透視術シャボンってたんだ、よ、
消火器は―――加圧式ABC粉末消火器ってうんだよ、
、、、、、
だからだ、
完全燃焼できないファインダーのこう
一〇秒間四八〇ものカット、
昨日
された足跡辿ってゆく、

世界されたからには、
かないわけにはいかない。
かさ/まき/​​​
、、、、
るだけで。

​​​
フラッシュバック
​​切り返し。

  レ シ ピ エ ン ト
心の移植を求める人。
​​​​​​

、、、、 、、 、  、
​​​​​​​​​​​ハジマル、ハジ、マ、ル、
(呼...体...匂...ああ、、、​
カタカタッドッ、タカタタタ、
ム、ドッ、ズ、、、​​​​

あり
のままであからさまな―――・・。​​
(が、)ってる。


(世界にたった一つだけ、)​​
(世界にたった一つだけ、)​​
(世界にたった一つだけ、)​​
​​​​―――んだえてゆく
折角作った目標えてゆく
で、)元通、やり直

で、)考え浅、腕を組
​​

 ―――。


​​

けた不穏常套手段ごときで、
零下百二十度
宇宙たさ​。
ピタ?
、、、、、
ではないな、
***意味不明
***でも愛情を全力補給


―――で?

でもアコースティック・ギターイントロみたいだった、
ってる、それはってる、それはわかる、わかりますのですが、​

けの皮剥ぎたい無数パーツ、
予行演習、エクスキューズ遊星、迷鳥。
密封構造、直線、動作温度範囲
ってえて、迷って、狂って、
、、、、、、、、、、、、
エンパイアステートメント、​​
​​
デコって、バラまいて、クダらなくて、ガタもくる、
身体能力備えて嗅覚しい、ドレミじゃないよ、

ドミノ倒しに、ドミノピザ、何だってけたオブラートさ、​​
 
​​...キャトルミューティレーショ....​​​

もっと早口、巻舌、君なら出来るはず、
それはもうれやずかしさはインフルエンザのように席巻する、
、、、、、
石鹸の匂い。
とかいいながらシャンプーい、トリートメントい、
だって感覚添合わせてくだけアッチョンブリケ
むか/むか/​​​

―――げえうぜえ。

おっつけんだよ、けてさ、
ランダバランデブラミソだけど意味はないね、
、、 、、、、、、
おお、感受性の惑星!
とかいう無茶誇張法田園都市線
みの青二才、壊して青野原、
声、人生み、歌、夜孤独
、、、、、、 、、、、、、、
やったあぁーとわったあぁーが、
vision errorです、、、​


ウニョン
ウニョンウニョン...​ウ...
オッ、オオ。
オー...

​​​
、、、、、、、、 、、、、、
風見鶏がくるくる、回っている。


ってゆきやがり永遠ばっかりが抽象的。
、、、、、、、、、、、、、、
ざーとらしくったって駄目で。
えない、神経えないモータープール、
ぐし、バタフライだし、犬掻きだってするし、
、、、、、、、、
シ。
なるような一瞬アップダウン、
​プレイグラウンド全身感覚的なその空気。​​
白昼夢が続く霊安室のような、
、、、 、、、、、、、

そうさ、ベビーカーの中、
アポロディオニュソス女体化、ゼウス女体化、
なん、なん、なんてね、
血眼
孤独らして空中遊泳、やっぱこれから、
(やっ
なんかそれから、​​
​うん​・・。
しっ/おぼ

、、、、、、、、
錆びついた金属板。
、チャカャカ、ブッブッ、チャカチャカ、
、チャカャカ、ブッブッ、チャカチャ​カ、



論理的じゃない―――
鼓膜ばない、かな世界んでゆこうとする、
​でも馬鹿でもいられない―――ないな
人工衛星みたいにんでゆくヘッドライト。

ぉう、うぉう!​​​​​​​

​暗黒のアンダアァーグラウゥントド・・。


ねえ、だかこれからウォーアイニーループ・ザ・ループ、
エンジン掛かってきてんだよ、とし物取扱所でも、
タクシー乗でもいいぜ、
、、、、
もろとも。
世界にある一番肝心なもんはかな逓減。
​​​

かな暫定、だけど滅茶苦茶予感秘めて導火線へ、

がりくねったじたスロー。

​​​​​​
 ア ー カ イ ヴ 
保存記録 へ―――。

リ ア ル タ イ ム
​​​​同時進行 へ・・。

​、、、、、、、  、、、、
コレカラウマレテ、ヒラヒラ、
​、、、、 、、 、  、​
​トンデル、トン、デ、ル、

(呼...体...匂...ああ、、、​
ヒュ​ーン​―――きゅ―――き・・・キュッ...​
​ヒュン...​チン...​

​​―――まだえない明日へ、​​
​​もっとらない自分へ。​​

ありのままであからさまな―――・・。​​
(が、)ってる。



(世界にたった一つだけ、)​​
(世界にたった一つだけ、)​​
(世界にたった一つだけ、)​​

りなかったモノ
―――何が? って・・。
​​わかってるのに​​かなかった
こっからじゃないの?
―――壊れているのがわかってて
これ以上進めなのがわかってて、
、、、、
るだけで。

涙や無表情の奥”に見出すモノ
動揺した眼は火薬のように炸裂して意味を失わせ、
―――胸奥搔きむしるみたいにした・・。


​​​
、、、、、、 、、、、 、、、、
プールの水が、チャポッ、と揺れた。


えてみたいな言葉びたきなになる、
​​なりやがったら―――
​い​―――​い​、ってなんかそうってた、)
流転する海、見極時空​スパークリングワイン、
、、
錯綜。
何処​
までもきたい気分だったけど、
わりがないのは最初からわかってた、
えなんかいらないって気付きながら、
それでもまだんで真夜中目覚める、
​い​―――​い​ってなんかそうってた、)
​​


   ライフサイクル
―――循環過程 と・・・。
チュクチュクュク...
​​​​ツッタツッツッタ...​​
ねむ/ねむ





​​​​

イラスト詩「僕と君が一番欲しいもの」

​​





「嘘だろ、こ、こんなことってあるのかよ・・・・・・」


キープアウト、差し押さえ。
ドドドドド、とジョジョに出てきそうな擬音が鼓膜へ。
まるで殺人事件の立ち入り禁止だ。
世界がどどめ色だった。
二階建ての小さな家、中古物件の購入、
年数四〇年を越えているくたびれた我が家。
いずれはメンテナンスやリフォームが必要な家。
それでも雨風凌げる、家。


俺は宮沢左京、高校三年生。
生まれてすぐに俺の母親は病気で亡くなった。
それからの人生、父一人、子一人で、
細々と暮らしていたのはつい先日までの、
グランブルーファンタジ・・・からの、
ファイナルファンタジー(?)


今日家から帰ってきたら差し押さえられていた。
事前情報一切なし。
督促状は? 父親に? 
給料が一般的じゃないの?
債務の履行を怠っている債務者に対して、
債権者がその債権の回収を図るための手段。
頭がグルグルした。
心地よい疲れで眠りの森に入って、
気が付いたら化け物の皿の上。
花ある青春。
高校三年生、違法なのかどうかがわからない、
氷のような手が掴みかかる。
いまにも、世界がぐらりと傾きそうだ。
―――断崖を覗き込んだように、戦慄した。


親父が連帯保証人になって、
多額の借金があるのは知ってたけど、
まさか親父の出稼ぎ中にこんなことになるなん―――て・・・。
頭を抱えた。
友達の家へ? それとも、THE・野宿。
IN・公園。気が付いたら星野伸之の、
スローカーブと一三〇キロのストレートによって捻られ、
家の近くの滑り台とブランコと、砂場と、
うさぎのスプリング遊具のある公園へと来ていた。
トイレがない場合、そこは小さい公園だと判断する(?)

障害物が前途に横たわっている、
視野狭窄のように上目遣いで見た木で首吊る想像をする。
でも存外、太くない、これは折れる(?)
しかし、信頼できる親戚もいない。
生活のリズムが狂ってリズム天国しているような街の耳障りな音が、
うるさい(?)


「しかも、肝心の親父と電話がつながらないって、
どうなってんだ・・・・・・」


もしかして人身売買? 
多額の借金背負わされてマグロ漁船に乗る運命?
グルグルして、
魔法陣グルグルした(?)
詰んだ、チェックメイト・・。
なろう小説的、最初だけやりすぎ疑惑。
財布はちょうど、ぼったくり居酒屋。
溜息しか出てこない、生ける屍。
考えるのに疲れてもう自殺を最低でも百回ほど考えたくなっていたら、
クラスメートが共同椅子に座って声をかけてきている場面。


「あれ、宮沢くん? な~にしてるのっ?」
「あ、三井っ・・・・・・」



話しかけてきたのは三井蘭、女みたいな優雅で繊細そうな名前に、
グループ年商数千億で兆にも届きそうな、
バリバリ有名な会社の御曹司。
寝癖直しに川へ来たようなシチュエーション(?)
しかしなんだって、
こんなF大系の底辺公立高校にいるのか全然わからない奴、
いや、金銭面だけではなく有名度だってさらさらない。
カピパラやあらいぐまもいない(?)
百歩譲っても、ホルスタインが放牧するような学校だ(?)
そんな特殊な高校でもない。
挙句、背は低いにせよ少年アイドルで通用しそうな容姿端麗、
つまり美少年っていうことだ。
俺がホモだったら間違いなくカルピス社されているぜっていう、
お前、指綺麗だな、あと、いい尻しているなっていう、
BL物件。いやいやまだまだ、文武両道で、運動神経も抜群。
神様からどれほど優遇されてきたかわからないような男。
なんだったらいま一番会いたくないルサンチマンの敵。
初期ステータスがカンストしてる究極の、
エンジョイガチファーストインプレッション勢、それが、三井(?)


けれど、三井のことを嫌っているのかという―――と、
そういうわけじゃない。
その羨ましすぎる境遇や、孤立無援といったオーラのせいか、
三井の周辺には人がいない。表立ったイジメもないが、
腫れ物扱いというほどでもないが、扱いづらいキャラだ。
まあ、育ちで嫌味なことを言う奴でもない。
きっと両親から厳しく躾けられ、
平凡な高校に入学させられたのだろう的なシナリオ。
そんなポジションだから、いつも一人でいることが多い。
俺も手中学生ぐらいからアルバイトをしていた、
親の同意書や学校の許可がいるが、
新聞配達をしたりしていた事情もあるので、一人の方が多い。
基本的に放課後、つまり学校以外での時間を含められるのが友達だ。
クラスメートは友人にはなっても友達にはまずなれない。

あまりの類似点の無さに最初はドン引きしていたものの、
そんな同じ穴のむじなみたいな三井に近寄って、向かい合う。
何だか恐ろしく小さな公園にいるのが似合わない男だよ、お前は。


「お前こそ、何やってんだよ」
「僕は習い事の、帰りさ」


さらっと言う。
神から与えられた奴、出来る奴は、やっぱり努力も人一倍なのだろう。
ふっと思う、結果を成立させ、完璧な状態を維持するためには、
どれだけの激しい競争と過酷な努力が要求されるのだろう、
それが純粋には楽しめないという気持ちもあるだろうし、
どれだけの人が競争からこぼれ落ちてしまったのだろうかと考えると、
優越感、ルサンチマンだけでは割り切れない人の心の難しさがある、
その過酷で過剰な努力を人に課す世界―――。

もし通常時なら、へぇ何やってんだよ、ぐらいは口が聞けたかも知れない。
でもいまは正直、三井に一ミリの興味もわかない。
プライベートの動かざること山の如し。平常心。
帰れよ、ここは俺の寝床なんだ(?)
同情するなら金をくれとは言わない、
同情するならドミノピザ(?)


「いつもなら車なんだけど、たまには気分転換がてら、
歩きたくなってね、お、公園じゃないかって、
ゆっくりしてたら頭を抱えてる君を見つけたんだよ」


説明タイムは終わり。
しかしピンポイントな偶然もあるものだ。


「それで閻魔大王の腹痛のような顔をして、
あるいは神様の便秘のような顔をして、
君はこんなところで、何をやっているんだ」


こいつに話したところで何か解決するわけじゃないし、
罵詈や痛痒ということもないが、不愉快は残る。
適当なことを言おうと考えるが、何言えばいいかもわからない。
公園にサケ探しに来たんだよ、クマだからな(?)
身をかがめて冷水をかぶる、社会のクマったちゃんなんだよ、俺は(?)
疲れている。


「なになに、もしかして多額の借金抱えて両親が蒸発したとか?」


グサッと刺さった。
ダーツの真ん中であるブルズアイを完璧に射止めていた。
ひとつひとつ区切ってリストアップすることもできない。
取るに足らないと重要だという排他的に二項対立する意味空間。
二の句が継げない刀剣乱舞ONLINE(?)


「さらには家も差し押さえられて、
住む場所も何もかもなくなっちゃった、なんてね」


グサグサッと刺さって、眩暈がし、戦闘能力ゼロ。
最適化されない、土俵際。
地面に蹲った。
三井が、大丈夫かいと声をかけてくる。
ブーッと車が動くような音がした。
出口を見つけた溜まり水が勢いよく流れ出すように、
ゼルダの伝説 時のオカリナ(?)


「なっ、何でわかったんだよ、ていうか、蒸発じゃねえ、
出稼ぎに行った親父と連絡が取れないだけだ。
親父が俺を置いていくわけ―――」
「えっ⁉」


心底驚いたような顔をしているが、取ってつけられた感もある。
洗濯物をバスバスと叩く音が聞こえてくる。


「な、何だよ、その反応は・・・」
「まさか、本当にそんなことになってるとは思わなくて―――」


俺のうっかり屋さん、脳がとろける芳ばしさ、
重さ二一グラムの魂が口からふゆんと抜け出そうになる。
日はすでに傾き、空の淡い青が、
より深みのある青へとゆるやかに推移している。


、、、、、、、、、、、、
自分から墓穴を掘るなんて―――。
早くアニメ化して〜〜〜!(?)
日曜朝八時とかに見た〜〜〜い!(?)


「それにしても、へえ、ふーん、そっか、そっ、かぁ・・・・・・」


表情が変わる猫みたいな瞳。
にやけている、いやもうなんだったら、ニヤケミスチル桜井の本領(?)
ひろゆきと並んで目尻が嫌らしい(?)
でもファンだったらそれが、可愛く見えるらしい。
しかしこいつは、何か顎に指で銃の形を作っている。
何を言うつもりだ。
ふっと思うのは学校の掃除、
様々な理由をつけて帰って行ったクラスメートたち(?)


「なんだよ、他人の不幸は蜜の味ってか、
そういうのよくないぞ、シャーデンフロイデ読めよ(?)
あと、ニヤニヤするのやめろよ、笑顔は優位性ってか、
ああそうかよ(?)
俺は自分のうっかりさん具合に絶望しているんだ、
するりと現れるスルメなんだよ(?)」


ねえ、と言って来る。
それは、胡散臭い話の始まり。
キャラが動いた先に物語が生まれていく。


「・・・・・・そういえばうちの使用人が先週、ひとり寿退社したんだよね」
「だからなんだよ、めでたいことじゃないか、
贈り物は何でもいいけど、お前の家ぐらいなら退職金にイロをつけてやれ、
お世話になった人を大切に(?)」
「ありがとう、そうだねって―――そうじゃなくてさ、
君のその多額の借金返してあげよっか?」
「はぁ? 一体何が目的だよ」


そして始まるBLファンタジア(?)
黄昏時の教室で繰り広げられる禁断のカルマの味、とアホなことを考える。
巨大な要塞のように思える敵だらけの街で、
後頭部をブン殴って気絶させ両手両足を縛り付けて島流しして、
牢獄に閉じ込めて学校という白蟻の塔でカルピス社(?)
もう、俺、作家になろうかな(?)


「言ったろ、使用人が寿退社したって」


そう言って、立ち上がる。
一六〇センチの背の低さ、対して俺は一八〇センチ、
無意識に猫背になって視線を合わせる。
というか、見上げるとか見下ろすとか嫌だから、
座っていいですか、そこ俺の寝床なんで(?)


「辞めたのが僕直属の使用人でね、
早く新しい人を雇いたかったんだ」


ニヤニヤした。
その顔止めろよ、腹立つ。
いま、俺の手にケーキがあったら一撃している(?)
いま、俺の手に猫がいたらお腹の匂いを嗅がせてる(?)
あと、俺の手に甲虫がいたら顔の上歩かせてる(?)


   、、、
―――やめろ(?)


「そういうわけで・・・さ、
君がうちの使用人になって働くなら、
借金返済してあげるよ。悪い条件ではないよね、
さらにうちで働くなら、
衣食住も保証してあげる、授業料とかどうするの?
生活費だって馬鹿にならないよ、
これからお近くの市役所の窓口に生活の相談に行く?
悪くないね、家や仕事を探すサポートをしてくれたり、
場合によっては無料で泊まれる場所を紹介してもらえる、
それとも、住み込みのバイトを探す?
見たところ、青空教室するようだけど―――」
「くっ・・・・・・」


この広告を消すと、次流れなくなるかも知れません、
動画下の青いボタンからレッツラゴー(?)
いまだけの特価、五〇〇円(?)
五〇〇円好きだな、こいつら(?)

ボンボンのこいつから施しを受けるのは癪だ。
奴隷墜ち確定案件(?)
けど、背に腹は代えられねえ・・・。
ピコピコハンマーの正式名称はノックアウトハンマー(?)


「わ、わかった、よ、よろしくお願い致しますっ」


しかし、三井は一瞬ちょっと、ホッとした顔を浮かべ、
手を握ったように見えた、
あれと思った瞬間、豪快な笑い声が聞こえた。
幻覚にも近い異常な没入感。
気のせいだろう―――か。
シャーッ、と自転車が通り過ぎていく音が涼しく聞こえた。


「はっはっは、嫌そうな顔!
でもこれで今日から君と僕は運命共同体だ、よろしくね。
まず、何してもらおっかな」


おいでよ、と優しい声が聞こえた。
そう言いながら、肩に手を掛けてくる。
掌を伝って、脳が理解する。
夢遊病にかかりたくなるような展開ではあるけれど、
不思議と、そんなに卑屈な気持ちにはならなかった。
おそらく、三井の育ちがいいせいだろう。
とはいえ限定的なシチュエーションだけを眺めている、
粗雑な評価プロセスじゃお粗末だ。
―――腹を決めなければ。

その後、リアル金持ち解体新書たる三井の宮殿のような家へ、
リムジンで連れていかれ、
酒の代わりにオレンジジュースいただきました(?)
なあ、リムジンってキャッチボールできそうだな(?)
いやごめん、何でもないんだ、忘れてくれ。
ふふふ、おかしな奴だな、と三井は笑った。
大きな門が勝手に開き、ディズニーランドと何故か思った、
浮世の時間の流れから切り離された独自の非現実的ウラシマ感。
芝生の庭の向こうにも舗装道路は続き、
玄関前で降りた。
そこから松茸生えてそうな森や、ティーブレイクできそうな東屋、
そして肝心の迷路のような洋館といった風情の建物の案内をされ、
俺は契約書にサインをし三井直属の使用人となった。
給料も現状からは破格の条件で、
なんだったら家にいた時より金回りがよくなる格好だった。
三井自身が両親に口添えしてくれたおかげなのだろう。
癪ではあるが、こんな幸運あるもんじゃない。
己が幸運をもたらしてくれた人物に感謝しても罰はあたらない。


とはいえ、仕事は仕事である。
俺の仕事は、学校に通いつつ、住み込みで三井の世話をする。
借金返済と衣食住確保のために、
どんなことでもやってやる!
―――と意気込んだものの、
職場仲間のメイドやコックもいるうえ、
具体的に何をすればいいのかわからず、とりあえず朝を起こし、
身支度を整え、部屋の掃除をし、メイドやコックの手伝い、
といった具合で考えてみることにする。
成績のいい三井の勉強を見てやるとかは不可能だが、
一緒に宿題をやるということぐらいなら出来るかも知れない。
それって必要かなと思うとサインしたのが申し訳なくなる。
労働って対価だ、乞食じゃないから施しは嫌だ、
そりゃ感謝はする、でもそれとこれとは別だ。
努力もできるが、本当に身体が資本以上のことは何も出来ない。
ともあれ、三井と一緒に割と普通なラインナップの、
べらぼうに美味いだけの飯を食べ、
温泉みたいなまったく落ち着けない類の風呂に入り、
今日は与えられた部屋で寝ることになった。
使用人の部屋とはいいつつ、
こんな大きな家なので俺の部屋よりも広い。
ベッドがあり、机があり、寝間着まで用意されていた。
至れり尽くせりすぎて、俺は泊まりに来たんじゃないかと、
何度か誤解しそうになった。
とはいえ、不安は見る見る血のように拡がってゆく。


「んー、今日はなかなか、寝れないなあ・・」


すうっと、窓から月の光が射し込む気配がする。
秋の雲が移り変わるように、静かだ。
カーテンの網目を通過した光の微粒子が、
ベッドの白いシーツを柔らかく浮かび上がらせているんだろう。
風が吹くたびに花びらではなく光が零れ散っていた、
夕方を思い出す。
―――月は曇った真珠貝の破片みたいだ、
きっと、猫の眼のように月が出ているんだろう、
夜が深くなるにつれて煮とろけた檸檬のようになる。


「明日の朝、早いからちょっとでも寝ておきたいんだけど」


眼を瞑ったまま、寝返りを打つ。
ぼんやりとしながらも考える。
相手側の難点、自分側の難点をそれぞれでピックアップし、
責任の大小には触れることなく考えてみる。
生活という、暮らしという、放散する特殊な驚異の触角。
ブック・エンドを不意にはずした書籍。
頭の使い方がそれぞれまったく違うので、
一つで煮詰まったり、飽きたりしても、別の部分に移行する。
それは形もなく重みもない無力感を連れてくる。
血液の動きが遅く鈍くなり、視野にフィルターのような淡い霞がかかり、
手足の関節が気怠く軋む。
この大きな家全体が木管楽器となって悲しげな曲を奏でる。
三井が何考えているのかとか、今日始まった新生活とか、
もちろん借金や、親父のこと・・・・・・。
孤独地獄の闇に閉ざされたように暗く荒涼とした気分・・・・・・。


「(・・・ショックだったのかな―――俺・・・)」


親父と連絡とれないのも、家を差し押さえられたのも―――、
いまでは何だか夢の中の出来事ように思えてくる。
エピソードの順番が微妙に違っていたり、多少の省略があったり、
登場人物の外見的特徴に誤差があったりする。
このまま眼を瞑って嫌なことを忘れて眠り続けられたら、
どんなに幸せだろうか、と思う。
意外と、メンタル弱かったのか、俺・・・。


ガチャッ。
―――物音がした。
身体から火を発したような震えが途端、湧き上がる。
貞子の髪ってトリートメントしたみたいに綺麗(?)
東海道四谷怪談のお岩さんの腫れ上がった顔(?)


「ん? いま、扉あいた、よ、な?」


眼を開けないまま、そう呟く。
何を隠そう、幽霊が苦手(?)
三井はきっといろんな無理難題かぐや姫するわけだ、
女装してイオソのフードコートに立てとか(?)
ヒマラソの雪でかき氷を作れとか(?)
でもそれだって、木綿のハンカチーフプレイよりは百倍マシ(?)
そのマシってわけ、怖いよおおおおお(?)
闇と沈黙の中で湿っぽい草や、黒い樹が、充血し、淡い暈を作り、
甲高い響きの金属弦が宙に響き渡る(?)
ああ、想像力豊かな馬鹿な俺(?)


「え、待って待って、心霊現象があるなんて聞いてない!」


泥棒とかならまだ、物理でどうにかなるけど、
その、カポエラは使えないけど(?)
けど、幽霊は無理、無理、無理だって・・・・・・。
鼻の奥に揮発性有機化合物(?)
淡い青インクの溶液に一日漬けておいてから引っ張り上げたみたいに、
隅から隅まで失敗と敗退と挫折の影が染みついている。
そして、そんな標本みたいな不幸が大好物なのが―――幽霊(?)


ブツブツブツブツ・・・。
何か言っている。超怖い。
これから始まる、絶叫系お化け屋敷ジェットコースター(?)

ブツブツブツブツブツ・・・・・・。
三井の話にはこんな裏があったのだ。
スーパーロボット大戦』シリーズでお馴染みの、
ゲシュペンスト(gespenst)も、ドイツ語で幽霊(?)


うわあああああああ!
なんかぶつぶつ、呟いてるよおおおお!
あまりの怖さにシャットウダウ現実逃避(?)
執着や未練の地縛霊さんですかあああああ!(?)
移動や憑依に制限が無い浮遊霊さんですかあああああ(?)


「ふふふ。君はこれから僕の所有物、少しくらいの、
おさわりはいいよな、くふふ―――」
「うわああああ、幽霊が迫ってきてるんだけど、
足音がギシギシいっていて胸の動悸がバクバクいっているんだけど、
バスケットボールがダムダムいっているんだけど(?)
―――いや、いってないな、
って、このままじゃ憑り依かれる!」


さすがに、幽霊に襲われるのは、ごめんだ!
―――こんな時に念仏が一つも出てこない、
冬のソナタみたいに繰り出されるアビラウンケンソナタ(?)
汎用性が低い、出てきたものはといえば、アブラカタブラソナタ(?)
それ、絶対違うやつ(?)
そして不意に浮かんだ、
ポケモンにとって一番幸せなのは好きな人の側にいられること・・・)
(だったらそのポケモンは君と一緒にいるべきだ)

―――って、幽霊はポケモンじゃねえ!(?)
沼地で暮らす亀の甲羅みたいに、
そんなことを想像しただけで気持ちが暗くなる。


「あああ、悪霊退散‼ 魔剣カラトボルグが欲しい‼(?)」
「―――ねえ、君、悪霊扱いとか、随分ひどいじゃないか、
そんなに僕は君に嫌われていたのかな・・・」


聞き覚えのある、声。
へ、と思い、寝床の傍のリモコンで電気を慌てて点ける。
昭明が浮かびあげたのは三井だった。
予想以上に、ファサファサしちゃってる、髪(?)
ホットケーキする反面、若者はいつだってふわふわのパンケーキ(?)


「えっ、三井、なんでお前がここにいるんだよ。
ここは俺の部屋だろ! それとも、部屋間違えたのか?」
「そうだね、君の部屋だ」
「て、ていうか、おまっ、そ、それ・・・・・・」


誕生日に間違ってパーティードレスで来ちゃったみたいに、
お前どうした(?)
女性用の下着姿、そしてたわわな胸があった。豊胸手術
こいつ実はオネエ系と考えたが、するりと胡散臭く現れる疑問、
エリート男性はストレス軽減のために、
ブラジャーをつけると聞いたことがある、
装着、ああ、まるでピアノの発表会!(?)
実は着け心地がよいんだとかってそういうことじゃねえ!(?)
エヴァの最終回に求めてたようなものってそれは全然、
まったく、つゆほども、一ミリも関係ない(?)
三井が女っぽいことをそれとなく思った。
ただ、男にもああいうキレイ系の顔立ちはいるが・・・・・・。
―――眼が泳ぐ。


「おや、君は一体どこを見ているのかな?
あまり見られると僕でも羞恥心を覚えてしまうね・・・」
「ちょっ、ま、待って、その、むむむむ胸が!」


肝心なことを聞く。
問答無用でマウスピースみたいのを銜えさせられたリングの上(?)


「三井って男じゃなキュて、お、女の子だったのキャか(?)」
「君って可愛いね―――ふふ、でもまあ、
僕に胸があろうとなかろうといまは関係ない、
僕はいま、猛烈に興奮しているんだ、
僕が攻めで、君は受けだ、でもその立場は逆転することもある、
マカ、シトルリン亜鉛タウリン、トンカットアリ(?)
ハイパーセクシイイイイイタアアアアイム(?)
ずっとずっと欲しかった君を、やっと独り占めできるからね、
オットセイハーレムエキスエナジーサイクロン(?)」


ふへっ、と思う。
情緒不安定の、自意識垂れ流し暴れ狂いショートカット(?)
性格最悪エゴの塊ワンマン野郎(?)
生ける攻殻機動隊(?)
―――悪口が、はかどる(?)


「いやいや、待て、待ちなさい、落ち着け、落ち着き給え、
その、待つのだ、待ってください、落ち着けよお(?)」


お前もな、と自分に言いたくなる。
かましすぎるコマ割りと常軌を逸した文字量(?)
ゴアラのマーチ(?)


「興奮するな、聖槍爆裂ボーイ聴きすぎだよおおおお(?)」
「さあ、とりあえず、まずは既成事実を作ろう、
スターウォーズガンダムの観る順番について考えようね(?)」


むちゅーとか言いながら、眼を瞑ってキスしてこようとする。
獣のような声をあげて迫って来るヘンタイという感じだった。
香水の薫りなのか、女の子の揮発性の何かいい匂いがした(?)
神経細胞が瞬間途切れて接着剤される、増設(?)


「まずは、熱いキスから始めよう(?)」


それは南国で始めるやつ、とアホなことを思った。
ロマンスの神様聴きすぎ疑惑(?)
押し返そうとするが、華奢な肩や、自分の身体に胸があたるとさすがにビビる。
それにこういう場面って手が震えるのに、こいつ握力強っ!(?)
男性の貞操っていうのがいま本気で信じられたわ馬鹿野郎っ!(?)
しかし同性相手で無理矢理迫ってきたら殴るが、本気で抵抗するが、
異性相手にそんなことをしようなんて思えない。
―――それになんだ、癪だが、結構いいスタイルしている(?)

「そのあとは僕に任せて、めくるめく愛と官能と背徳の世界へ(?)
初めてだけどね、勉強はしてきた、A Vでね」


、、、、、、、 、、、 、、、、、、、、、、、
あなたの興奮は、絶対に、間違っていると思います(?)


「僕に不可能はないぞ」


不可能ではないけど、マトモでもないぞ(?)
水飛沫のように降りかかる、雌の、禽獣じみた、声(?)
小さく、憐れな、畸形の花のような、括約筋と同じ、唇(?)


「ちゅ~!」


回避しようとしたが、頬っぺたに唇がかすめる。
あと、間違って、胸を鷲掴みにしてしまう。
鬼束ちひろの巨乳疑惑(?)
貧乳はステータスだが、巨乳は正義だ(?)
や・・・わらか―――い(?)
って、何、雰囲気出してるんだ。


「うひゃ、だから、落ち着けってばぁああああああ!」


でもそのようにして始まった二人の生活、
高度な映画的形式で浮び上がる緊張の真っ只中、
まったく眠れない夜の始まり―――だ。
学校のクラスメートには絶対見せない笑顔がこぼれ、
気が付いたら、数知れぬ流れ星がいくつか降り注ぎ、
沢山の願い事が叶ってしまう―――夜。
満月がかかっていて星の間を滑っているみたいに見え、
神様が金魚すくいでもやっているみたい―――だ。





牛の話







雄牛と聞くと、闘牛士に向かって突進する、
勇ましい闘牛の牛を思い浮かべる人もいるだろう。
日本霊異記』では牛に転生する日本人が多いようだ、
それだけ身近なものだったということだろう―――か。
また、『ギリシャ神話』に登場する、
人間の女性と牛との間に生まれた恐ろしい怪物、
ミノタウロスを思い出す人もいるかも知れない。
(獣 姦は「特殊性癖」であり、「異常性癖」とか、「性的倒錯」
といわれるが、人間が動物しか愛せない状態には前世の存在を、
感じる。ちなみに、遺伝子構造の違いで受精しないか、
万が一受精しても子宮での着床までには至らず排泄され、
妊娠することはない。だから角などが生えた、
先祖帰りの可能性がある、)
ところで迷宮の設計図はクノッソスの貨幣の意匠にもなったが、
実は分岐のない極く単純な迷路であったわけだけれど、
それに倣うわけじゃないが、
世界でもっとも大きな牛はどれぐらい大きいか、
御存知だろうか?

世界中には沢山の種類の牛がいる、
もちろん肉用牛と乳用牛の二種類があることを前提とし、
外国産と国産という括りを設けて、
百種類ほどいることが確認されている。
乳牛と肉牛を合わせた日本国内の牛の飼育頭数は、
二〇〇五年の少し古い情報だが、四四〇万一〇〇〇頭。
前に何処かの新聞記事で、自分の市町村に、
どんな動物がいるかすぐに答えられるかという問いかけがあり、
僕もこれはとても大切なことだと思う。
故郷の町に野生の鷹がいるらしいと知った時は、
ちょっと興奮した。
都心部では考えられないだろうけど、郊外とか、
自然豊かな場所なら熊や猪や鹿だっているかも知れない。
それはさておき、世界中ともなれば野生の牛もいるし、
計測されていないこともあるかと思われるが、
(虎と戦う気性の荒いアジアスイギュウは、
絶滅危惧種に指定され、アメリカ領アリューシャ列島や、
フランス南部のローヌ川河口のカマルグなど限られた場所にしか、
野生の牛はいない。イギリスのチリンガム自然公園には、
原牛の形質を多く残すウシが五〇頭ほど生息しているが、
冬季に餌を与えられており、完全な野生状態とはいえない)
二〇一四年のデータで、一四.七億頭という数字になっている。

これは基本的なデータだが、
僕は綺麗な牧場の牛なんかではなく、
排尿を垂れ流している牛が、
じっとこっちを見ているのを何か可愛いとずっと思ってきた。
僕等が将来的に動物を殺さなくて済めばそれはいいことだ、
別にそれは宗教上の理由とかではなく、
殺生がなければいいという考えのものだ、
(これは別の言い方も出来る、ベジタリアンヴィーガンでも、
肉を摂取した方が体調がよくなると思えるようなことがあれば、
それに越したことはないと思う、)
でも多すぎる牛は減らさなければいけなくなるかも知れない。
結局可哀想というのはきれいごとなのだ。
自分に責任を持つことが動物への責任に繋がる。

ところで牛がいつもクチャクチャしているのは、
『反芻』だ。
そして牛には『四つも胃がある』
牛には『前歯がなく奥歯ですり潰して食べる』
牛の体重はヒトの約一〇倍で、
平均的な牛の体重は約七五〇キログラム、
体高は一・五メートルを超えるという話だけど、
『四本の脚の面積は大人の靴』の大きさとほぼ同じだ。
牛は『爪先立ち』で歩く。
牛乳が嫌いな人もいるだろうけれど、
『牛乳一リットルを作るために、
血液が約四〇〇リットルも必要』と言われている。
ちなみに『乳頭は四本』ある。
あと、本当にどうでもいいけど、
『女体化したミノタウロスは、
ホルスタインイメージを掛け合わせながら、
ホルスタウロス』とか言うらしい。

知っている人も知っていない人がいても不思議ではないが、
(僕はちなみに雑学系の本でその情報を知ったが、)
牛のげっぷやおならが環境破壊しているという話だ。
前述したように牛は四つの胃をもつ動物で、
最も大きい胃はルーメンとも呼ばれる第一胃だ。
成牛の場合、その容量はおよそ一五〇~二〇〇リットルにもなる。
第一胃には一グラム当たり二五〇億個という膨大な数の微生物が存在し、
植物性繊維を発酵分解している。
発酵の際には副産物として水素が発生する。
そして第一胃に常在するメタン細菌と呼ばれる微生物群が、
この水素をメタンに変換するのだ。
牛一頭がげっぷやおならとして発するメタンガスの量は、
1日一六〇〜三二〇リットルに上る。
真面目に考えるべきテーマなのだが、げっぷやおならってと思うだろう。
だがこれは大真面目な話で、
地球温暖化を招くメタンガスの排出を人工衛星から監視する取り組みが、
民間企業主体で始まっているのだけれど、
衛星からメタンガス排出を確認した場所には農場があり、
特にメタンガスの排出が確認されたのは牛の肥育場だった。

メタンガスが世界の温室効果ガス排出量の、
一六パーセントを占めている。
近年の研究でも、メタンガスにはCO2の二八倍もの、
温室効果があることがわかっている。
研究者たちは牛たちの「減ガス化」を目指して、
海藻飼料から遺伝学まであらゆる可能性を探り続けているようだ。

さて、『キアニーナ牛』は、
どこか雲を思わせる品種の牛。
山羊が巨大化したという発想があってもおかしくない。
もちろん雲のように軽くふわふわと浮かんでいるわけではない、
雄の体高は約二メートル、体重は一・五トンにもなり、
世界最大級の牛だ。

キアニーナ牛を見ていて思い出したけど、
牛をハグする「カウ・カドリング(cow cuddling)」とかいう、
癒しの健康法というのがある。
いや、キアニーナ牛って何か太陽の匂いがしそうな感じなんだ。
絶対に、絶対に、そんなことはないと思うけれど、
だってこいつ布団じゃんって思った人もいると思う。
ちなみに牛の飼育自体は別に珍しい話ではないが、
アメリカのネブラスカ州ノーフォークでは車に乗る牛がいる。
車は改造されており、屋根と助手席側の窓がなく、
大きな頭と角が、ドドーンと突き出ている。
助手席側のドアは、牛が落ちないよう、
金属製の柵のようなものが固定されている。
何というかアメリカって感じのエピソードだよね。

ちなみに牛の肉は部位によって性質が違い、
ステーキや焼き肉に向く部位もあれば、
硬い部位や脂の多い部位もある。
(ホルモンは「ハツ/心臓」「コリコリ/大動脈」
「シビレ/首から胸の胸線」「ミノ/一番目の胃」
「ハチノス/二番目の胃」「センマイ/三番目の胃」
「アカセンマイ/四番目の胃」「ヤン/ハチノスとセンマイのつなぎ目」
「マルチョウ/小腸」「ホルモン/大腸」だ)
どの部位も特有の美味しさがあるけど、売れるのはロースやヒレと、
飲食店が使いやすい部分にまず限られる。

さて実験室でステロイドをたっぷり注入されて、
特別に作られた怪物を思わせる牛は、
『ベルジャンブルー』と呼ばれる、
ベルギーで誕生した品種は牛の品種改良に力を注いだ結果、
この遺伝子を固定化することに成功し、
本来はランダムに起こる変異を安定した形質へと変化させた。
(実は遺伝子操作でつくられた牛という触れ込みもあるが、
それはまったくの出鱈目だ、)
方法はいたって単純でムキムキ遺伝子を持つバキバキの牛同士を、
ベキベキに掛け合わせるという根気強い努力の結果、
身体が大きいだけでなく、
運動をしなくてもボディビルダーのような牛が誕生した。
ちなみにこういう牛をダブルマッスル形質というのだが、
ヨーロッパで赤身肉が高くなるという、
日本とは正反対の食肉格付基準なので、
沢山の肉がとれるだけでなく、脂身が少ない赤身の肉として、
ヨーロッパの人から好まれているらしい。

ところで、あなたは沖縄に行ったことがありますか?
人口約二〇〇人に対して牛が約三〇〇〇頭いる沖縄の離島「黒島」
僕も知らず知らず牛って北海道というイメージがあるけれど、
(牛肉生産量一位だからというよりも、単純に、
北海道というイメージが僕の中で牛だからというのもある、)
これは中々愉快なバランスだ。
日本には猫島があり、兎島というのがある。
そして僕はもちろんそのどれもに行ってみたい。

そういえば炎上した「牛乳の秘密」とかいう漫画があったのだけれど、
酪農家を鬼畜にしていて滅茶苦茶笑った。
怒るという人もいるだろうし、酪農家は訴えて当然だと思うけれど、
(もちろんこういう事例があるのかないのかまではわからず、
一応従業員の証言ということだったけど、)
基本的に酪農家って乳牛から絞り出す牛乳の生産量や、
質を少しでも上げるために牛をマッサージしたり、
牛にクラシック音楽を聴かせたりする。
なんだったら僕の生活よりずっと快適に過ごしている。
ストレスは人間だけの敵ではないのだ。
すごいところになってくるとVRヘッドセットで牛に、
仮想の牧草地を体験させるみたいなこともやってるらしい。

さて、ブラーマン種は、まるで牛と駱駝の、
禁断の恋の結果に生まれた子供のようだけどもちろん違う。
牛と駱駝では遺伝子が違うためミックスは誕生しない。
肩には十五センチメートルほどもある瘤がユニークだ、
走ると左右に揺れるらしい。
ガラパゴス諸島とか、マダガスカル島を想起してしまう。
ちなみにこの瘤は長期間餌や水がない状態でも
ここに蓄えた栄養分で生き永らえることができる。

二〇二一年の記事だけれど、出前館吉野家、エアロネクストらが、
神奈川県横須賀市で作りたての「ほかほか牛丼」を、
医療従事者へドローンでデリバリーする実証実験をした。
安全上のため海上を十分飛んで、学校の屋上を飛び、
横須賀市立市民病院へと届けた。
実装化については何ともいえないけれど、
ドローン業界の規模の拡大やアフロ―コロナ的な世界を考えてみれば、
こういう光景も見られるようになるだろうと思う。
近所の「和食さと」ではロボットが走り回っている。
ファームノート、AIとクラウドを活用した牛群管理システムなど、
少しずつ色んなことが変わってきているのは感じている。

モンベリアード種は雌も雄と同じような立派な巨体を誇り、
(ちなみにジャーマン・アンガスは、
雄と雌の体格差が大きく、雌の体重は〇・五トンほどなのに対し、
雄の体重はその約二倍、一トンを超える、)
特に大きな個体の体高は、雌でも一・八メートルに達する。
モンベリアードは主に搾乳を目的にフランスで誕生した品種で、
ごく単純な、
「大きな牛ほど多くのミルクを出すだろう」
という考えで作り出されたモンベリアードは、
一年に約八・五トンもの牛乳を出してくれる。
モンベリアードの牛乳は主にチーズの原料として使われ、
フランスの高級チーズとされる、
モンドール』や『モルビエ』などには、
必ずモンベリアードのミルクを使用すると決められている。

そして僕等はもう大人









黙って―――を見て、
って落として、
から流れだす、ひと・・・。


久しぶりにからる。
もう二十年経っているだろうか


纏わって横たわっている​も​
じわじわと街が風​するようにれていた―――



駆け―――鳥の
ぎて
旋回―――瞬の隙・・、
夕焼けに―――
粒子の粗画・・・


​久​しぶりにってでもしか、
と言ったのならまだ​​​​がある、
そんな​気がすのに​喘​いで、
えずに​処理​する。
結婚身としては浮気われるだが、
​​口調からわかオス。​​
相手は独


​ッド​スプリン​もとい、
機関よろしくの、
BLファンタジアを、
インディージョーンズするつもり​​​​な​い​。​




ああ、一日が―――
僅かな時間―――、る、​茜​
何かしたいこと―――ない
もしてられな・・・
き、単調
そわそわ落気持ちもけど、
バーも、紫陽
一人ではそは、
喜べな、やさしくは・・・
上の空のドアの―――・・・。


ようそうとしてもれない、
​分​​自​​身​とかいう股間えた菌は、
​抽象的​記​ばかりう宇


ききった​蜘​が迷​い​・・・。


、、、
加齢臭
が―――。

華麗するのが家例、
鹿ばっかりってないで、
そういうのがになる男​士、​
だから―――さ、
をつき合わせてカクテルとか、
なんてものはない。
わかる
は? 風なのあるワインセラー
へ? 歴にも​値​のある施設?
ールルー、


    、、、、
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​自はらわた、
    、、、、、
すべき馬鹿ばっか、


愛ってにするえて
しだいしだらしてゆく、
汚 れ て ゆ く 、

​眼の前とかいうくなってゆくじで、
きるが見えてる。
残酷な​の​
​​​ か り  い た い の が  み た い 、​​​


せい酒場でっで、
ビールと焼
宅建中国庭付犬飼話。
〆はラーメ、でもいまも開いてい
茶店ガラスの
余所行


むなしい切なさにされてん―――だ、
盗まれて捕えらさ、
色づき​​始めた​​と、
その大きさにいつのにか耐えか
枯れてゆく火花のような


ゆらり―――風に
足を運―――るい水底・・・、
バス―――ぎ・・・
一八〇
ショッピールにはいかど、
も交もいいも
​道​を渡る


陽気憂鬱
人間的った態度、
緊張感なくした奴らのの重さ。


さよな
日。

、、、
独り言​
よう―――だ。



がら、
一体何していたんだっけ、
ぱくぱくる​のよう、
めで怠惰らしをんで、
の上にお邪魔を失する猫

し、悲し、
のような意味合いったとかいうのに、

、、、、、、、、、、、
おいおいひどいもんだね、

​線​路のを滑ように走みは、
かつて自転車バイク見慣れていた景色だ。
スピードが変わった。

、、、、、、
まあない
オーロラ
​白極光・・・。​



形式にくなったとかいうのかい、
設。
聖人君子とに洋を着せてやりまか、
チェーンファーストフー

う...さ...
くと渋滞緩和​な
来上がっている新​い


何だてまっていい
世のだろって
腕をんで​誰がこんなわけないを、
えるんだろうとってみまらない、
チェスロボット間は北ししき、

、、
ああ。

、、
ああ。



コンビニ経営ゲームというあったな、
それをがら
ああ人間って本当ありえない​ど​か。
鹿ではないけはな
​に​独自秩序ルールがあ
ちはそれてい



世界一番素敵小説話...
世界一番縁遠感傷...


彼はドイツロマンり、
ああ名ないんだ、
本当に​も​書けそうな小説を書き、
​仕事は弁かそんな感じの鹿、​
けれど奥さんに美しい頃があったと語
下らな​く、どうしようもなくて
真顔、まる落とし物くような口ぶり
きっと説。


生で後にみ返したい
というのがキーード
って​え​ばそれだけなんだ、
退だろ、さってにもあらわれる、
それはまだいから



かにかることもできないし、
そもそもかがしいということもできない。
によってまれているから、
その人の中正しい答えをつけなゃいけない。

でもそ一体誰にわう?





​ピラミッド社会​、社会人​のた​箱舟
無我夢中、不器用す。
職分交際範囲本能的れ​る、
定観や​​​​野​​​​というのは、​
死骸のようにたわっている



でも子供ではなった
大人になった
そこが一​メッセージ。​
    かます
魳のように―――ね。

人がんだ、された、特殊な職業で、
​世界​でとか、
ありえない設定でとか、
​叙述​トリックとかなんて​もね、
​​いつかわる、​​
ゴーストタウンの地みたいなものだよ、
きているリル
でもいつかいたのようになる、
おそかれれ、ね。

人生の意味はもっと少な―――い、
だってかのよって​動​

んでいるものが引き剥がされて残った真実。良心。
ありていに言えば―――ね、
めばむほど味がなくなるけど、
スルメなんだよ。

ねえじるをもってそのしさをる―――よ。
人生退屈​も​の​​だ―――よ。



老いた―――にからみつく
言いたも言えなった―――
それとも僕に煙草の吸



​​​駅からえる狭苦町に、しむみした胸がや​に​​ざわついた。​​​
昔はここらへ一帯、畑田圃

案山子だってない、​
ストッキングかぶった確率​ぐらいだきっと​

の中に置きれてきたものへと向​かっ​て、
ひらひらと使のような白い羽が舞いちる。
は、​生​
大きな黒い鳥一瞬空横切ってえた。


​​​ほうぼうの街角をひそめ、っていた刺客は、​​​
​​時​​んでる。

気が付くと交通アクセス的に善され、
と人は比して、
それゆえ、しのようなねじのゆるんだらの、
しい建物る。
十字KEYんでいるゲーム画面感覚。
LR、LR、清に掃、日、建
​あれ、ちょっと小憎らしい​人生​だぞ。
ダウンタウン​レンガりの建もって、
サイレントだっうことは

アルマジロ​や​、アルパカコーナー作って
動物園じゃないよ
うるさいよ



でもこれは映像じゃない、すりきれたみたいな、砂嵐。
バグエラー。NGワード
船をりテープを投げるような
なんて言い方もできるけど、
ダムにんでしまうもある―――ね。
​​汚泥​​からがる、
​漠とししさと淡い追
だったなんて思いもない、
、、、

晴らしい出会い、
人生
。堆​とかしこみ​ら、​
石やらくたをめる。
っているようなはが
おお、人生よ、よくもこんなに不細工連中つめながら、
そう語っている町だしくれた―――ね、
ありがとう、
​​​すぐスウィッチをせて。​​​



さみしげに毛繕い・・・
みたな、
遊歩―――曲した広・・・、
道化が大きな声で喋っ―――・・・、
―――ヴェールの漂・・、
踏切を渡尊心の殻・・・
あの日たいに―――呪・・・魔
あの日いに―――構・・・、
望楼なん―――・・




駅舎かくたびに、
​ぎた​なくそべっていたもの、
していたものにく。
ここのカレーライスかったとか、
は古があったとか、
そんなどうでもいいる。

膝の上の犬の重さみなものだ、
しなやかに
よじって、をうかがう。


茶店経営、ペットショップ経営、
心の貧し、浅、痩せたの玩弄物のような、
そんなんだ。
資格ノウハウ、
生活力のその囲、
ったのはらしさではなく、​
どうやって使って演出するか、だ。

​​​​​​​花にむらがる蜜蜂のようなマニュアル作成。
NPCの仲間入り―――さ。
部品材料、製
発を通じて相互術の展と共
企業の言葉は具体的で抽象であろうとするもの、
黒と白だ―――ね。
ふんぞり返った社長おべっか使いの部下
にまみれて
(仮)キャラクター、
(仮)。​​​​​​​


そして最後には、何をどうやったってあみだくじの、
あみだくじらしくない
葉末孤独あつめ、楽し筋を、運
なにかを引いた状態でもあり、引く態。
その一齣大切だといど、
恵まれ生に辿り着いいない気がして
むしろそれは引け劣等刺激するもので、
僕はなるべく振りかないようにしていた。

チューリップみたいな燈が嫌いだ。
で潤ったゴルフ日和。
、、、、、、、
ナイスショット。

豆のようにはじ笑う小学生たちはのましき。


そしてわせ地点には​もう、​
すっかり中への道をいざまんとしている同胞がいる。
大きく拡がってゆく共、理、同、慰め、
それは敗北感と同じ味を持った安だ。
ごっこはまだいてんだ


戦争はまだ終わってないんだ。

送電線、ラブホテル
眠ったようにだらりとしたカーテン。
そしてまだ残っていたのかスーパーマーケット。
​​​客狸―――。​​​

​​​​​​汚れ屋根に鳩の糞があり、
の盆栽、混の駐
くからると世俗的。
それらすべてが人を魅了する哀愁とでもいうべきだろう―――か、
それはガロ系の漫画たちのせいだっり、
梶井基次郎安部公房のせいだと思う。
新都社や、ヒューマンバグ大学のせい​だ。​​​​​​


、し、い。
、く、し、い。


​​​​​​きっとすぐに受け取れる、それ​れ​だとわずに、
一つ一つのきを見出すような、
一風変わった、逃れれない力の用。
陰気にしめりかえった蛇穴のぬるぬる具合のよう
言葉イメージ領域では風俗チラシ炸裂する。
死にかけたれたようながする。
それは極
共犯者同士のは手榴弾
装備戦略物資不足により発生した経済的問題。
それは髪をりすぎた女の子が、
ショートカットずかしいなというぐらい、
ありえない何処かの
神聖とか高潔とか、
いつかの時代つの大罪。
居心地気分不思議気体の言葉だから。
する。
ボタン操の重要性
パチンコと同じ、光で麻痺するかなしい生き物。
庇いあうとよりもたれ合う、
場合によってはもつれあうのが生命線。​​​​​​



吹いてく―――、勿忘・・・、
薔薇色―――ラン織・・・・、
聖玻璃色―――の芯・・漆黒のしず・・、
​​​
ってか​ら​、​​​

​​まって、​ら​​・・・・・・。




されたような町並みをきながら、
起立号令を思い出す。
唐突きながら、
きっと百年になる武士​怒​った


でもあっわけでもないのに、
経営しい
社会全体文明国から貧民街へと
すれっからし。
それでもまだてた自由代償
享受するから搾取される側。
古い型の信が何かのおまじないで、
いまでは何故異国情緒のようなをさせる。
トナムとか、マレーシア、
、いいぞ。
さもなければ縄と海道​に通じる、
そんな景の錯なのかもれない。
二十数年前理屈などれて
愚行海綿のようにただただんで、
滑り台をしてみる大人のようなをしのんだ精
それをながら、時間取り残されて、
出口つけられずにいたような―――そんな妄想われ・・・。
移動相固定相。
に想るのは、
だからじゃない、
その状況があんまりにもれだから勝手まれてくる、
シューティングゲームのようなスタイルの亡霊
魑魅魍魎
​大人にただのつの例外もない。
所詮、だったのさといてみたところで、
確信す足取りに​なら​ない


のあるや、文化保存でもすべきような木造住宅
マジックでいているんじゃないかという、
​​センスの欠片もないひど看板。​​
地方色満載だ。
土俵わせながら、中国人みたいにえる相撲
猥褻とか男女平等とかいながら技ですらもない相
それがどうう?

そうそう、祭りには重複している店があって、
変な物を売ってるチャイナ系がある。
でも、祭りは終わったんだ。
宿命偶然とがをふっていたような、
そんな線は心のあまりる。
人形めいた動物めいた小人種。
れられた過去はそれでもかにいまなおづいて、
防空壕とか竹槍練みたいな印象を残す。
雑誌人形。
得体の知れない糸がない方が不思因縁をじる。
この前見た東京のデパートで、
百円ショップ況しているというニュースを思した
化粧品の売れ行きがいいらしい。
携帯電話を握っている。
熊の舌が二十五センチもあるんだって言いたくなる、
その動物園にいる熊を調べるとそうだった。
ちなみに名前は、ティンティン。
ベニスの街。
最低だって思うようなきちがいじみたこと。
でも日本人ではない、誰も気づかなかったのか、
いや僕等だって外国化の時にそういうリスクが起こり得るのさ。
だから熊を見ながら、ティンティンって
なんて素敵でざまあみろな世界
圃や畑には、卵が売られてい
られて
それがいつまで存続できることなのか、
おそらく売っている人にさえわからない。
みんなきっとい。
そんなことが手に取るようにわかるほど諦め
眠りに対する意味が夕焼けへと続いていく。
不潔物に発生する黴や寄生のように未な感
さな声​がする


は何処に・・・
着はどしよう、
・・・、
もう―――
吸い草、
に入
甘っコーヒーを飲



​僕は誰かを呼ぶ声を聞いている。​
​紅と白、黄色や青、緑、そして秋のオレンジ。​


そして気が付いたら、

僕は学校三階教室の窓からあてども
の景色を眺めていた。


ニートきこもりや、
課金中毒者高額アルバイト
一歩間違えば多重債務
近隣トラブル。
狭い路地から電線の雀を見ていると、
宝石のよな気がしていた。
にある鏡、
そしていずれはが置かれる。
りひもをつけたクラッカーもない、
それはステレオタイプの壮の描だ。
ロマンチックな一ミリかない、
錆びた、止まった、死んだ、と考えながら、
っている全部一緒意味

父親くなった仕事場から、
故郷までけつけて、
いるってどういうことなのかを親戚ながららされた、
それはけして理屈なんか何一つもなくて、
人はやっぱり人を見て、られたり、だりする。
昆虫動物自然っているみたいに、
はそのデリケートで人工的な常に向わないことをえる。


スプ​リのしま
百万​​台、
ブランコ―――いから鎖は切・・・


行く手を―――って・・・
こんなののかなって思
与えでの、
補完的な反―――、吸いれ・・
ネガティヴな帰を描―――線・・・、
そんれないハサ言った・・・、
それ以だらぬ失敗よい。


​​​​​​プリント受取​ると​日直れていく。​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​ピンりつめた空気息苦しくてしそうになる。





後輩女の子が、
声を​け​てくる。
にはかをったあとのすりきれたえる。
時空間乱気流みたいにつもの部屋んでいる。
そこに、の僕がいた。
がなくて、
集会所狭すぎる建物同士隙間から空見上げていた。
それがポーズだったらしい。


人を動​​
​​​かすのは演出だ、鼓を鳴らす、​鞭って打​てる。​​​

​​​​でも​念​ながら、そうではない、だからだ。​​​​
​​そこでたことはっぽだ。​​
​​りぬかれている。​​
不思議青空イメージ一度もなくて・・・。


​​​​​
​​​​​
​​もっとっていて、曇り空で、​​
​​眼蓋が重く、欠伸をしていたような気がする。​​
​​どうしてはあんなにかったのだろう?​​


​​通の​変貌、​​
​​​生涯雇用のない見通しの時代。​​​
​一攫千金、社会は、​
​​​僕等の心をどんどん蝕んでいった。​​​
アンバランスな​価値観、​
​​​​整形手術際限のない欲望自分中心の世界、



​​​
奇妙なパラドックスに満ちた一回性の気味の悪さ。​
​そこに情報ツールの革命が忍び込み、
​​まれてしまいそうないくつもの、​​
流行と、みんなとじのヒットパレード
​​​上はどんどん重​視​されていった。​​​
​​​そして僕の咽喉は渇た。​​​
​​​何一つとして確かなものを握れたよな気がしたことがなかった。​​​
​​​​ある​目​さというのは、​​​​
表面上真面目さとは全然違うものだと思う。
​​​やくざだって死ぬほ大変だ。​​​




逆さま知らない子
印象画―――みたい・・
ムンクの叫―――式典用・・
夜ので、りの・・、
魔法のよう
すべて自動でやっれ―――る
便座シ​ート​​に​ながら
でもタン欲―――し・・・
ねえ、ボタ欲―――い​
ちゃんとら。



バス停のわきに墓場があるせいだろうか、​
一体この墓を守っていく人間はこれから存在し続けるのだろうか。


そんながふとをよった。​
​軽い眩暈じたらそのまま意識だけ離脱してしまいそうな、​
​​のっぺりとしたかくあるべしが兎の姿になっていた。​​
最終バス最終列車。
​朝狙撃銃はまない

漆黒はヘドロや、​​生物​​にも似ていた。
​​​賽の河原地割れ、もう誰も泳げない、海。​​​
​リバースしてきて嘔吐しそうになる。​
​それはきっと麻薬のバッドトリップにも似ている。​
​と言えたら格好いいのだろうけれど、​
薬物をしたことはない、
​それに一番近い体験といえば、​
あまりに酒を飲みすぎて吐きまくった思い出だけだ、
​お世辞にも、何一つとしてしくない。​
​やけにった気ちで日本酒をがぶがぶ飲んだ、​
​それが僕の知る限り最悪の二日酔いだ。​


​​友達​の​下宿先で、​​
​​​​​​軽やかに希望というのをった。
​​​​​​
​​​皺らけ沢庵、​​​
ヨーグルトかび、ゴルゴンゾーラやロックフォールでもない、​​​​
すごい​​​ぺニシリン作りたい放題。
​​​
​​それだってな​にか​マンション室暖房。​​
​​​労不当解雇。​​​
​多少無茶苦茶なことをや​る。
​風邪だって引​く。

クラス中まれている。
はただ一人、窓いていた。




記憶フロンティ
を催
と歩く、怠れなのうく、
言いたい―――・・沢山ある、
二つか三らいにしない
花が―――んじゃて、
花を好き贈るから―――綺


​​​恋心なんていうものは生活​な​手続きで、​​​
​一秒勝手わる。
​終わらないとすればそれはセクロスだ。​
​​ガンダムマクロスだ。​​


​​​​​ねじれどかしさが、たくさんの執​着産​む。​​​​​
ユニヴァースだ。​
​​​そうっていてすごくしい気持ちになる。​​​
​​​冬の町外れ、朝焼けを見​つめながら、​​​
​きっと自分は立派な人間になろうと思っていた、​
​あの時の爪の垢煎じて飲まし​て​やりたい。​
​​​馬鹿馬鹿しい、ママレードボーイでうたいたい。​​​
 
​​ファミレスカラオケ、​焼鳥​ビール。​​
​​深夜駅舎何処でもというわけではないが、​​
​​​そこそこ都会であるり、物悲しい。​​​
​​​がらんとして、奥行きはあるんど、​​​
​​​​幽霊みたいな、実体のないじがいつまでもつきまとう。​​​​


​傍らの道路ではヘッドライトが次々にテールランプに変わる、​
​​​闇を切り裂いているんだ、貧者一燈、​​​
モーゼの道を開くこともなしに、
メビウスの環のように、
表と裏がわからないモードへ急速潜航。
​​​​​​​​​

結婚産、何かのきっ交差していた僕等も、
そのうち訃報になっていく。
僕等のようにさくなりなが取り残されていく。
員自体​満員以上というの中みたいに、


プラットホームば景だけが後方れてゆく、
やっぱり思い出生の場だ。
えすぎと、
スポーツをしようというではなくなる。
それでも僕等はその下らないノスタルジイとやらに、
けるのだ


は き れ い だ 。 
​​​​​​​​

​​​​​​
 
​​​​高台から深夜は、​​​​
​​​​疲れ世界電気仕掛け
​​​​
​一つ一つが不調和​だから、​
形らしい​形を取​ることができない。​
​​家具インテリア住宅ローン。​​
歳を取ってみてわかる、​






​​まったく挨拶をしない連中いるということ。​​
​相手を見て態​度​える連​がいるこ​と。​
自分の弱さときちんと向き合えない人間がいるこ​と。​
​​鉛闇が光る、消しゴムみたいな月​​
夜の道路でみんなが線香花火をしてい​た、​
あれはいつの​夏​のことだったろう、
思い出せないぐらい​遠​くまできて、
​​僕は覚えていられる人の顔が三千人までとかいう話​​を、
ふっと思い出​す。​
多分そんなにいない
​脳れているんだ。​​
電車パンタグラフになる、
​​​​僕はこれから二十四時漫画喫茶で、​​​​




暮れて​ゆ​​く・・・に、
流れよう
手を擦ゆく―――悲しさ・・、
・・・・・・。

変形

​​​​​​









、、、、、、、、、、、
天井から吊るされた釣銭。

“宅配先一覧”と書かれた電話番号一覧
写真とメモが貼られた掲示



量り売り用の計量器―――が、

ピヂュン...


>>>走行音とアイドリング音




​干乾びたハーブ​
―――が、

​椎茸が、舞茸が、エリンギ​―――が、
動く歩く

ドラム缶が重々しく左右に揺れるので、
硫酸を入れておく。
こうやって寝かすといい具合になるんです。





あなたは休憩スペースに時限爆弾を忘れてきました
あなたは実況の声、解説の声を忘れてきました

カードを入れる箱の中からシャッター音がします』
・・・・・・“聞きます”か?) 

―――​参​​



​​​​​​