貝殻はミルフィーユのように薄膜を何度も何度も、
重ねて厚く堆積したもの―――。
<白>と<黒>の間に、合間に生まれた、
―――【灰色】
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胸の片隅に檸檬の皮がある、
1ブロック、2ブロック、、、
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目玉が波間を転がって、く、よ、
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(ブルースの調子に似たメロディーが宙に浮かんでる、)
18時、19時、20時、、、
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コンタクト
また『吸血鬼の噛み傷』のような接触。
ノスタルジア
また『小鳥の催眠術』のような郷愁。
「エントロピーは増大する」
「無秩序な状態はどんどんその度合いを深めていく」
、、、、、、、、、、、、、
清潔なガーゼの中に蛙の子供。
*
*
融通が利かかないんだ、
血だってこんなに流れたんだぜ、
3ブロック、4ブロック、、、
(時間も順序も滅茶苦茶なまんま、)
(薙ぎ払っちまえよ、ぶっ壊しちまえよ、これが詩だ!)
ENDING...酩酊、変態、一過性、
21時、22時、、、
*
―――動作シテイル途中デ、
電源ガ抜ケテシマッタヨウナ、
機械ノヨウナ気持チ、、、
*
>>>心の異常な、異常な、異常な、
《軽やかさ》だけを感じながら、
《軽やかさ》だけを感じながら、
“空しさ”に襲われ―――た。
「…いいよな…これで…?」
花/と/な/れ/
離れないで、、、
(触れられない君が)
傍にいて、、、
(遠くに消えていきそうで)
*
*
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目玉が波間を転がって、く、よ、
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繊維の芯になりたいとか、
(よく磨かれたcylinder...
揮発性の。
瓦斯になりたいとか、
5ブロック、6ブロック、、、
(古いレコードと、新しいDVDがSEXしてるぜ、)
*
きっと夏は終わる。
頬が火照り、汗は流れ、手足は棒のようになって怠い、
何の意味もない、
だから、きっと、夜は明けない。
それでも僕は走る、走る、走る、
小さな長方形の窓の群列、
(毒された、綾、)
横断歩道の白線に転がったスニーカー、
(道は―――道は―――深い雪の間・・・)
誰もいない自動販売機の前の花束、
酸素を吸い込んで、膨、ら、ん、だ、
、、
懶惰。
*
*
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目玉が波間を転がって、く、よ、
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23時、24時、、、
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微―――笑・・が
繰 返 し 軒 を 打 つ 雨 ・・・・・・
「乱痴気騒ぎの怠惰だ」
“幼稚”なんだ、
《抑えつけている妄想》なんだ―――、
[想像力](を、)【挑発】する・・。
7ブロック、8ブロック、、、
(馬鹿みたいな平凡なものは、無知よりずっと見苦しい、)
「レールを伝わって響いてくる
無国籍者、異邦人、魅力的なグローバル民族主義、、、」
、、、、、、、、、、、、
―――だってそいつ人間なんだろ?
*
踊る、踊る、舞踏る、
嘘と、出任せと、壊れの、間、
そう、その合間、
純粋無垢、鈍感、繊細、
[零に咽ぶ幻肢痛]
「そうだ、まだ終わりじゃない」
(終わりにしちゃ、いけないんだ!)
、、 、、、、、、 、、、、、
まだ、そんなことを、いってるの?
圧倒的現実、 軟弱、脆弱、
[張り詰めたまま、偏執、迷妄]
*
*
酸素の薄い、
いつかの季節の終わり、
ライラック色の月と廃れたテーマパーク、
>>>心の異常な、異常な、異常な、
《錠剤》だけを感じながら、
《破片》だけを感じながら、
“植物的”な感じに襲われ―――た。
「…いいよな…これで…?」
花/と/な/れ/
離れないで、、、
(触れられない君が)
傍にいて、、、
(遠くに消えていきそうで)
青黒く痩せて、
肘や膝やくるぶしなんかは関節がこぶのように見えて、
君は黒いワンピース。
君はすらりと伸びた足に黒いエナメルのハイヒール。
心に愁いのあるその顔に、
月の前を横切る薄雲ほどのかすかな翳りが顔にかかる、
疎ましい、いい加減にしてくれ、局地的な下降気流、
空白の部分、
底光りのする紫紺色の川の色。
*
*
(永い眠りから醒めると、
どちらが現実でどちらが嘘なのか、
段々わからない気持ちになってくる、)
傷ついた君は美しくて、
優しく笑って―――る、
無茶苦茶に嫌な夢を見て、
それは世界中何処にでもある、
そのことを知りながら、
そんな人の心の醜い歪さを知りながら、
世界は美しいと言う、
ああ世界ではなく君が美しい、
君の心が世界だ。
醜い世界にある本当に美しいのは、
心だけなんだ・・・・・・。