koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

イラスト詩「イケメン」





ピクセル化した朝焼け
あの頃僕が買ったコントローラーでは
動かせない

Qi規格のワイヤレス充電ができない
よくあること
それが呪いかも知れないって言ってる

地雷ですってブラウザを閉じる気持ちもある
ニューハーフの女の子がすごい好みで
でもそっちの気はなかったからタケノコおさえつつ

そっと閉じた
悲しい話をしてごめん
でもねそれで救われる命もある

そりゃセコイアって言いたい年頃もある
少し前ならカンタムロボさ
何処まで行ってもトランスフォーマー

バスで見た幽霊みたいな人に
気付かないふりをし続けて下りたら
窓に張り付いていて滅茶苦茶怒ってた

ブランコの上に猫のせて
写真撮ろうとした君が引っ掛かれてた
言わなかったけどあれはない

僕だって「いやあ、こんにちはです」と言いたかった
本当はね でも僕は霊能力者じゃないんです
それにしても 精が出ますねって何が?

曖昧な言葉にすがってたいだけ
幻と知っていても夜を飼い慣らしたろう
僕等は人を騙して自分をも騙せると信じてる生き物

不完全燃焼のまんまヴァーチャルな思い出と
投げ出しそうなリアルの思い出抱えて
クーリングオフしたいファンタジーライフ

もうそろそろゾーン入ってもいいんじゃない
そろそろエクストラステージ
ボーナスステージに入りたいよね

痔の日の椅子は確かに辛いよね
ホバリング機能が欲しい
そんな日には車いすの人ってすげーって思う

そういえばこの前さ
付き合いたての地味なカップルが
体育座りしてたんだよ

いやそれだけなんだけどさ
それだけなんだけど
こいつらすごいなって思ったんだよ

言葉と裏腹の四角い世界は円形から生まれて
円形は球形から生まれてるのに
マップの中じゃ僕等はやっぱり四角で三角なんだ

朝の弱いあざらし
毎日の雨には雨ざらし
サイバーな路地で憂さ晴らし

ぶっちゃけパントマイムしているような毎日だ
喋るのはやっぱり苦手でさ
タケシみたいにはさ今日のパンツは何色って聞けない

サトルは言うんだ俺マジで肉食系だからって
そうかそんなに肉が好きなのか
キン肉マンになりたいのかなあとずっと思ってた

世の中には森ガールとか草食系とか色々あるらしいぜ
お互い顔無しみたいだけどさ
きっちりスケルトンしていこうぜ

セオリー通りの言葉は
まやかし息継ぎ継ぎ接ぎしながら明るい画面越しに
シミュレートしてる

ディテールに沿って
単に絵を描き写すだけでも要求される
基礎画力が上昇する

そんなことを信じながら
まったくやってないけど
何とかなるよねー

子供の頃さ麒麟が好きだったんだけど
大人になって動物園へ行って麒麟を見たら
首長いなとしか思わなかった

それで咄嗟に首長族のことを思い出して
そういえば首吊り死体で脊椎を脱臼すると
首が伸びるらしいなって思い出した

冬風がしてダックスフンドコートと言った僕は
まだまだ子供をコンプリートできないね
ところで君の右腕に巻いた包帯はどうした?

邪王炎殺系かなって言いそうになったけど
極限まで追いつめられると異常な力を発揮する
きっと君にも命を削るような何かがあるんだな

なあやっぱり神社でお祓いしたのは悪かったよ
だからって夢の枕に立つことはないだろ
もうお願いだから寝かせて グッドバイジョジョ

ああそしてアイツからは連絡が返って来ない
サランラップの芯でアルミホイルボールを打ち返す
グッドバイジョジョがそれをキャッチする

まだまだ続くよこれからさ
ブランコなんて最初からなかった
そして君は最初から僕の影

グッドバイジョジョがいなくなったら
あれもやっぱり僕の影
これからはバスに乗るたびにテトリスしよ