koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

“記憶”だから―――。


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記憶”だから―――。



―――で、
宝石をいくつもえた、
わら帽子をかむる、
いラインドレスに、
向日葵のブローチをした少女が、
歳老いてくたびれたのようなう。
った拍子に、
するすると包帯がとけて、
少年になっている。


“あなたの人生のデータが、
ここにっている”


―――とてもさな、
すぼらしいせながら
にそうってくる。
れた硝子玉ちるように、
すう―――っつ、とれた。


ませると、
ウィンドハープの音色こえ、
めてむと、
水平線こうへえる。


は・・・・・・その言葉に、
―――らうことも、
まれることも、
られることもなく、
ただ―――さなを、
じていた・・・・・・。



人生わる、
それがこんなかなのような、
さな水晶欠片に、
としながらみかえっている。



われた世界が、
またしく再生して、
いまのあなたの言葉も、
そこに何億年保存される”


―――サーッといた、
はあの木洩で、
草叢寝転がっている。
デイジーチェーンみたいな世界に、
使命感ってきた。


―――何不自由なく、った、
しいものも、れた、
けれど人生何度か、
本当から、
自分人生とは一体何だったんだ、
うことが―――あった・・・・・・。


勉強して―――努力して、
ねていけばいくほどに、
なっていったのは、
空虚気持ちであることに気付く、
だったのだろう―――か・・・・・・。



少女って、
記憶保存しているというを、
れた。
そしてったはもう林檎へとわって、
​渡​された。
にあるそれは金色った。
それは―――いつかの夕暮れの
一幅絵画とみまほしいぐらいおぼろげな、
かな、濃密なインキをたした、
あの緑陰がった・・。


“いいえ、先生
める気持ちこそが、
一番美しいのです”


―――花弁げよう、
それはいつか種子になる・・・・・・。
さな少女に、
ばんだでやさしくれる。


“こんなにさいのに、
しくなかったのかい?”




―――暗闇足下から、
何億年前からいるとんだことのある、
羊歯植物てきて、
そこから一冊てくる。
少女帽子して微笑んだ。



しさを、くまで、無限に、
ゆるやかであることをうのなら・・・・・・”