koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

支配・名前・「電源」ボタンはオフ

 

 

支配

 

まぶしい朝に繁つていた木立は狭い庭、仕切られた世界に
「光明を浴びにし」響いてくるはいつかの讃美歌。のびちぢ
みする管の思想、パツとひらめいては蒸発する光は鱗。水は。
その変化をやめない。光が屈折している「殆んど、方向が定
まらぬのに」おまえは、蛇口をあけた栗鼠のようにすこしの
悩みも苦しみもわたしには見せずに見事に道化という、絵や
音楽や詩の姿を着こなして、重層的な鏡、それも薄い板の世
界でまだ終わりも知らぬ春をうたつている。春、――産卵の
季節

 風――風が吹いてる。宝石のようにうるわしく輝きながら
蚕室のようにめまいのかるい夏を想起させる。虫のにほひ。
祭り囃子。「ふとしも深入る」こうして雨が降る。コンクリ
ートの眼へ、雨傘の眼へ、あるいは午下がり保育園の送迎バ
スの眼へ。ま夜中の救急車のサイレンという眼へ。それらは
朝のプレリュードは知らない。

 宇宙の神経は港にならんだ帆が、朝 風の幸せな息にふく
らむトロイ救出。死刑執行人も無意識のウィスキーのなかで
なら初めて砂をにぎつた足の感触も。いま、また。波がさら
つてゆく砂も。「冷えし血汐に」いま、苺が熟し、いま、ワ
インのような雲が流れて夕焼けとなるだろう。スクリーンに
はとうめいなあおい光がうつりはじめ、記憶の中の断崖、ふ
あんていな吊り橋をたどつて夜の門。スポーツ・カーが流星
のように疾走する。疾走する。なおも。なおも。疾走する・・
そしてこの街はラップアラウンドでなおも尽きぬ右脳と左脳
を寄り添わせる。水を盗む時リズミカルに上昇する心は沈黙
へとひたすらに向かひ

 風――風が吹いてる。はるかにしづかな闇のなかでわたし
は深く眼をつむり、「テーブルの上に 空のコップがある。」
と思った。ラピスラズリのように情念の炎がもえ、いまもまだ
円錐の頂点を考える。いやたとえ三角錐も!三角形でむすばれ
た布もサビアン占いでは支配を意味する数字であろうとも、わ
たしの心に洪水と、溺死者の韻律がまだ胸にのこる。「高速道
路がたとえ便利さのチェスを続けようとも、」

 心急くままに、波動を感じればわたしの眼から滴がこぼれ、
強い日光が照ればすぐに乾く「黄金波うつ御髪に」どうやら暗
いわたしの過去/血の湖も干上がつて太陽と話す習慣がついてき
たらしい。恒星は爆発する、昂奮する心臓が持て余した余白の
頁が脳裏にちらつき、わたしに残りの人生を想像させる。そし
て大衆よ、見たまえ、わたしは勝つた。おどろくほど、自分の才
能が研ぎ澄まされているのを知つている。神よ、わたしは闘つて
きた。木立の奥の青白いあぢさい、「無果木そのなめくじのよう
な語感」のなかで、わたしは名を刻む。偉大な詩人たちがそうし
てきたようにわたしも漸くここまで来た。長い旅にずつと泣いて
きたわたしよ。わたしは刻む、わたしの名を。そしてわたしは憶
う、ただ、わたしの名を。

 

 

  *

 

名前

 

 

、嘘でも言われたい
 ・・・愛されたい

このごろは妙に詩に飢えている、僕だから、
風は僕の意志、
下さい、・・・生命の養いなる悪
たとえば、限りない罰

  強烈なフラッシュバック!(また!また! ・・。
   、インスピレーション

  スムースな音の炸裂!
 眠れない よ・・。夢の記述

参ってるくらいがテンダーネス
泳ぐように流れ過ぎ る、
ねばっこい、妖しい美しさ
・・・時間 。いじきたないほどに

  ( しめやかに雨は降り続く

  あなたは、僕が出会った中で、
 最もうつくしい人だ・・。-

  ( 孤独もついに届かなかった!
   僕は、――考えてる、
   額からしたたり落ちたひとしずく

 失うのは、嫌・・。

  蜘蛛の糸金木犀の匂い、
、忘れられるかい?

   ( あの日、奪われた、言葉のかおり
    ・・・でも同時に、憶う
    、女は、意義

 忘れたのかい? ・・・君は下らない、
頭も空っぽだ、―――
そして、どうしようもない 

 、でも、忘れられるかい? 美を

振り返れば、だんだんと盛り上がって
死を免れえぬ永遠に
ほら、 さよなら

―――くっきりと
抜けるような青空と、対照的に
褪色、僕の心は暗く沈んだ仮面

   ( あの日、見つけたメリーゴーラウンドに
    似た、午後のカフェを
    、忘れられるかい?

  、失くせるかい?

 見知らぬ街、人通りのない石畳・・、
僕らはまた、浮かぬ顔を見合わせるばかり

(でも・・・!)ひた走る
横に倒れ、斜になり、仰向けに
・・・ただ、時間、いたずらに、時間だけが
過ぎてゆくー。

  、思い出すんだ! 形にならない声を・・。

 ドップラー・エフェクト、
連続するリフ、
ああ!重なり合うパーカッション・・。

 泣いちゃいそうなんだ、
 君を信じてる・・・、感じてる、
  でも、幸せで満たされているって嘘 。 

 ・・・僕は剥ぎ取った、透き通るような声で

、ポップ・フレーヴァー
刹那とを離れた

  言葉と言葉のあいだの空白
   、あの、プチ・フール

 ・・・覚えてるって、

なんの衒いもない、経験を背景として、
目の当たりにする
波打つように、微妙にリズムを変える

 ―――僕のバラード

ふてくされた僕は、
―――すぐ、壊したい衝動
、に駆られるけど
波がしら・・・、色気、
身づから踊り出したいような空気
(・・・に 染まってゆく)
ほ ら、 身体中

  強烈なフラッシュバック!(また!また! ・・。
   、インスピレーション

 失うのは、嫌・・。

 

 

  *

 

「電源」ボタンはオフ

 

 

危機、死ぬ、消滅などのネガティーブ表現が既存ジャァーナリズムから頻出
 私的空間であるパァートナーへ、友人へ、
 インタァーネット普及、情報検索、、

どうとかこうとか、
そうしたこと自体がまずいのかも
まずいのかも マァーチ! まァちがってる

   ツゥー ツゥー ツゥー
  ツーッ ツーッ ツーッ

     ―――さぁ ドアァを開けよう

 流れた。/そして弱い立場に置かれた。情報の偏向、退廃、不動徳
 ・・・・・・寝るよりほかに私の夜はない。
 だってそれは情報シィステムだから! 魔法へのアァクセスだから!
 やわらかなクレェヨンの日向ぼっこ

   ((( 私はどこにも取り付けられない、蛇口

 「群集に混ツて出口まで来て、ヘエ、
 ツイ御挨拶もいたしませんで・・・。」

    でもこの開放感こそがインタァーネットが死ぬ日だ。
   堂々めぐり!さまざまな場面の同じ穴のむじな!
 
 空―
 ああ、なんて深い空でしょう。
  もう一つの世界が、水のなかに、

    あ、あ、荒治療が必要です、、
   ぷ、ぷ、プラス思考が必要です、、

  ティーヴィー・新聞・雑誌・レディオからの生成変化としてのメェディア、
 NHK!民法!新聞各紙!が中立をうしなってる
 インタァーネット普及、情報検索、、

先週末からラップ聴き続けてる
、耳腐りそうですごい
泣いちゃいそうさ エクセェ! レェーント

    君は 君は 君は見ていたのかい
   集合知集合的無意識!を・・。

 心―
 それは傷付きやすくて、
  冬の氷のむこうがわ
   インパックト 陽性で強烈なビィート

     ―――さぁ ドアァを開けよう
     (そして、ぼくの、ミゥルクがあふれだしそうだ・・。)

 さあ誰がどうする?/地方自治体、商工会、中間組織、自治体、大学、企業、
 ・・・・・・NPO! さては効率的な近代化
 困りゃ直轄事業!昼夜兼行突貫工事

   ((( 私はどこにも取り付けられない、蛇口

 テレビからはニュゥース/オルタァーナンス!違うスゥーパー・リモコン
 ・・・祝祭的空間たるテェロップ、キァャスターの安全安心推進
 みんなのもの! そして極めつけは、あなたのため

   ((( どこまでロマァンチスト! ・・・アンタ、頭大丈夫?

  危機、死ぬ、消滅などのネガティーブ表現が既存ジャァーナリズムから頻出
 私的空間であるパァートナーへ、友人へ、
 インタァーネット普及、情報検索、、
 フルコォースのディナァー

   ツゥー ツゥー ツゥー
  ツーッ ツーッ ツーッ

     ―――さぁ 石を投げよう

 嘘―
 うわあ、気持ち悪ィ、ぞっとするぜ
  ああ!これがステージ・ドァアー
   うちょうてんにさせて、ピンク色の唇がディズニィーラン

    あ、あ、荒治療が必要です、、
   ぷ、ぷ、プラス思考が必要です、、

  下を向いて歩こうぜ、誰もお前がうつらない!さあおいで失格者
 退廃者! ・・・もっと正確に言おう、ゴミ!おいゴミ
 ノリとハァードさが身上、ファンキィーなブレイクツ、、

    君は 君は 君は見ていたのかい
   ネガティーブ・ネオンアート!を・・。
   後の祭り、片栗粉、ベーシェーンス・・・!

 時―
 まるでフロア向け
  ブラ-ック・ミュージィ
  (ロォールシャッハの残像

     ―――さぁ ドアァを開けよう
     (そして、ぼくの、ビック・ビィート・・。)

 口―
 げえぇ、あいてんのか、顕微鏡の誤解
  死ね! ・・・とうめいな水中生物フモウ科コケオドシ属

    あ、あ、荒治療が必要です、、
   ぷ、ぷ、プラス思考が必要です、、

  ねじれて光る/仔細に眺めて、いきなり目の前に飛び込んできたのは、
 雪! ・・・もっと荒々しいクレッシェーンドと急下降! 
 ドラムロール! ああン!もっと!もっと!さ・・。
 だだぶりの雨!代用ビールのジョッキ
 完ァン璧にスケェールアウ・・・!

     ―――さぁ ドアァを開けよう
     (未来永劫ゥ・・・、切り刻め! 欠落した記憶ゥ!)

   ツゥー ツゥー ツゥー
  ツーッ ツーッ ツーッ

     ―――さぁ ・・・さぁ

 風―
 まるで踏み絵!地雷・・。
  ジグシォーパズル・ヘリコプタァー
  (水溜まりにうつった不意打ちのショットガァン

     ―――さぁ ドアァを開けよう
     (そして、ぼくの、ビック・ビィート・・。)

 夢―
 突きぬけそうだ、踏み外しそうだ、・・・氷の池
  跳込台! ・・・とうめいな星がうつってる、うつってるよオ
  (モザイク画のように・・・、あれは、刺激だったよ、本当ゥ)

    ぬ、ぬ、抜け殻のように揺れる空虚なカラダァ、、
   し、し、しわよった未来のためのアシオォート、、

   ((( 私はどこにも取り付けられない、蛇口

 「ヘヘヘ、知ってるんデスぜ、旦那、ウヘヘ、
 ドウセ死んだら跡形もナシですってネ。」

   ツゥー ツゥー ツゥー
  ツーッ ツーッ ツーッ

 「了解・・・。おくやみモウしあげやす。フヘヘ、
 アンタ! かなりイカれてるぜ。」

     ツゥー ツゥー ツゥー
    ツーッ ツーッ ツーッ

   「バァカ!・・。夜の町ノあまりニうつくしい夜ゥ
   火はあかく染める!白をくろく染める!サ・・。」

   ツゥー ツゥー ツゥー
  ツーッ ツーッ ツーッ