koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

MY LIFE 3

​​

  
    ​​​●君つけた爆弾は、​​​
​​​​​     風けたらいでうように、​​​​​
​​​     溶けそうな笑顔れてくる。 ​​​







   *

















  *

 



​​​
  *



   ​​​​​●犬らすと寿命びるもある。​​​​​
​​    幸ホルモン、ドーパミンβエンドルフィン。​​
​    散歩仲間とのコミュニケーション。​
    ​​​そしてくの犬愛好家がそうであるように、​​​

​​    お尻​​りたくなり、モフりさってしまいたくなる(?)​​​​


​​​雑木林のちょっとした道の膨らみに、
見慣れない段ボール箱が置かれようとしている。
ピンでとめたような具合で。
けれども、ふと思うものがあったのか、
柵の向こう側に攀じ登り、
そこに昆虫の脱殻のようなものを置
く。






​​​​​その子犬​は​何処りなさそうなませ、​​​​​
​​ぶるぶるとチワワみたいに小刻みにえている。​​
犬種ゴールデンレトリバーのようだ。​
いのではない。​
​​これがえというものだ。​​
​​​心細い、ない・・・・・・。​​​

​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​




  *





犬について知ることは、とてもいいことだと思いますワン(?)」
犬小屋やケージやサークル、シーツやトイレ用品、ケア用品、
ドッグフードやおやつ、食器や給水器など、ただ、漠然と犬を飼う、
というだけでは不足していると思うがお(?)」
犬の値段だって、血統書つき、毛並み、健康状態で変わるし、
ペットショップよりブリーダーの方が安い。
でもその値札にある値段ではなく、生涯の値段、ペット保険や、
様々な関連商品を購入した金額などを一考してほしいウオン(?)
どうしてこんなにブレブレかって? いい質問、それは、
牧羊犬、警察犬、番犬、麻薬犬、猟犬、そして会社の犬(?)
スパイの犬というように―――犬の種類がいるからなのだ。
語尾でキャラクターをつける手法は少女漫画の髪の色的手法、
ひいてはセーラームーンだよ(?)



  *

、、、
捨てる、ということ。
動物の愛護及び管理に関する法律により、
愛護動物を遺棄した者は、
一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する


​​ペットショップの店頭で買った犬が捨てられるケース、
成長して持て余してというケース、
イメージしていた見た目が違うからというケース、
​無駄吠えに困ってというケース・・・・・・。​
しつけ教室やドッグトレーナーに相談することだって、
出来るということを考えない、)​
もちろん、引っ越し先に犬を持っていけないケースとか、
てるつもりはなかったのに、​
犬が何処かへ行ってしまったケースとか、
情状酌量がつくかもしれない特殊なケースもあるかも知れない。​






  *




別に自慢しているわけじゃないけど(?)
犬の感覚のなかでは嗅覚がもっとも発達しているよ、
人間が顔や声について特別な記憶力をもつように、
犬は匂いについての優れた記憶力を持ち、
久しぶりに会う個体を識別ができます。
驚いたなあ(?)
嗅覚は七日目ぐらいから働き始め、塩酸や乳酸は、
百万分の一の濃度でも嗅ぎつけます。
スライドガラスについた人の指跡も、
それが室内に置かれていれば六週間後でも、
嗅ぎあてるといわれています。
できなかったらどうしよう(?)
正確な長寿記録では、オーストリアの犬で、
一九一〇年から一九三九年まで二九年五か月生きた例があります。
ぬいぐるみじゃないよ(?)


  *



色んな事情がある。
けれど、どんなロマンティックな詩的表現じみた事情があろうとも、
その子犬にとっては一切、まったく、
毛ほども、つゆほども、関係
ない。

育てられないならネットや、チラシを作って募集をかけてみるとか、
友達に聞いてみるとかいくらでも方法はあった。
里親募集は残酷だけれど、保健所や何処かに捨てにいくよりは、
ずっとマシなことがあったかも知れない、

もちろん言い訳はたくさん出来る。
世の中が悪いというのは以ての外の言い逃れでも・・、​
生体販売がある限り、殺処分は無くならない。​
外国のペットショップでの生体販売はない、
ブリーダーと相談して購入を決めるのだ、
小さな子犬がオークションで適切なケアもされぬまま、
​​大量調達されてペットショップに、
なろう小説やカクヨム小説のように並
ぶ。​
お金は不思議な魔力を産む、
太陽の欠片のような蜂がけして太陽にはなれないように、​

可愛い盛りが過ぎて売れ残れば、遺棄・殺害。
劣悪な環境下で子供を産ませ続けるケースもある。
ブリーダーの中には愛護団体に電話する、
売り物にならない子犬が産まれたら首をひねって、
処分するのだが、
​「これからひねるけど、要る?」とか、​
​「いまから捨てに行くけど、持ってく?」とか。​
聞くだにおぞましい話もある。
―――​血けてえるような指先。​


​​
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
自分がされたら絶対に了解できないことを、
、、、、、、、、、
していいわけがない。



人間の赤ん坊が捨てられるとしたら、
こんなことは絶対に許されない。みんな、すぐ、何しろ可及的速やか、
法律的に、道理として、理解できる、まったくもって、それはそう。

、、、、、、、、、、、
古い無声映画のような話だと思う。​​

いまでは、自治体が積極的になって里親募集して、
殺処分ゼロになっている地域もある。
けれども、いまだに保健所で動物は殺処分されるかもしれない、
という現実を見なくてはいけない。
夢の逃亡という症状は珍しくはないけれど、
それは切符なしに行先のない汽車に乗っていく夢だ。​







ペットフード協会の二〇一五年統計によると、
犬の生涯飼育平均コストは百二十二万円で、
平均余命十四.五歳としている。
もちろん、病気が見つかればもっとかかるかも知れない。
生き物を買うということはお金がかかるし、面倒だ。
もうはなから、先天性の病気持ちというケースもある、

歪んだ繁殖のせいだという意見もあるかも知れない
そうなってくると、ペット保険も必要だし、
注射や、場合によっては子供が産まれないようにする手術も、
必要になるかも知れない。
でも、それが家族となることだ、パートナーとなることだ、
愛くるしいだけではない、自分が飼うということは、
その相手に対して責任をきちんと持つということだ。​

ポンッと段ボール箱を置くと、
肩からかけていたボストンバックからドックフードと皿、
新品のトイレシート、お気に入りのぬいぐるみや、
退屈しないようにと肉の骨に擬したプラスチックなどを入れる。

そして次の瞬間、女は闇の中へと駆け出す。
揺れる影、走る影、
そして光の棲む街燈のところでも振り返りもせずに、
消えた。その行方は杳として知れない。​
​​​​​​​​​​​​​​​

  *







  *

  




  *




​​神崎君って恋人にするより、友達にしたいタイプなの」
よく言われるよ」


前髪を掻き上げるポーズをしながら―――。
『幹
突然の貧血を起こして、目の前が真っ暗になりつつも、

爪も牙も闘争本能も喪失した哀しい肉食獣は何とかそう返す。
『幹わせて全体びらの

視界を狭め、意識のすべてが、
いま、彼女の小さな手に掛けられているような気がした。

自分でも意味のわからぬ薄笑いが顔を強張らせる。
、、、、、、、、、、、、、、、
どんな判断も資格に欠けている気がする。


―――今日という

​​


神崎君のことは好きよ、でも、わたし・・・、
秀一君のことが好きなの

​​​​​​​​​


、、、、、、、、、

ひどくみじめな気分。
山崎秀一、それは僕の親友の名前だった。

頭上には枝分かれした黒褐色の大波姿で、鳴動の泰山不君、

不敵で、不摂生で、不明瞭で、不謹慎なほど、雨垂るく花弁が。





、、、、、、、、、、
まれたもの


まあ折角だから秀一と上手くいくように取り持つよ」

きゃあ、ありがと
 

​​​​​​なんていう甘ったるい言葉を聞きながら、
埋葬―――毎装、​​​

ゴリラのように胸板をどんと叩いて、
愛のキューピッド役になりきっている僕は、

素敵なプランという世迷言だって、
ほざいていたかもしれない。


​​​こちらの利益になるものを、
わざわざえてくれるわけがない相手に、​​​

​​こんなことをうのは、偽善者だ。​​
​​損得勘定長続きするコツで、​​
​​をつかないしさとなる。​​
​​けれど、はけしてピエロではなかったと思う。​​




―――ズキッとする胸の痛み。


このけない―――法・・。
けないでいて―――しい法・・・・・・。

​​

制服を着た彼女が突然の風に煽られて、スカートの裾を抑え、
前髪を抑えている姿を見ていると、
そんな時に悟るのは待てよと思うが、順次不断におしなべて、

ああ、これは僕の運命の女性ではないのだなと・・・・・・、
苦い粉薬を水と共にすうっと呑み込むように思ってしまった。
​​​―――人生本当滑稽だ。​​​

 
 





​「ねえ、神崎君?
ふと思い出したように、こちらを振り向いて彼女が言う。
逆光で表情がまったくうかがえない。



それは蜘蛛が糸を繰り出す感じで、粘着性の悲しげな呻きだった。

ピンボケじみた水彩絵の具の表情。
+テスト件数/ソースコード行数/バグ発生件数

AND,OR,NOT,XOR,IFERROR,IFNA,TRUE,FALSE,SWITCH...
明るい部分の情報量が増えてくると、
暗い部分の幅がより鮮
やかになる。

桜という樹は、影や空気があって清澄の一針となる。
桜の花弁はきれいだ。​



しかし見えなくてよかったかも知れない。
僕は本当に自分自身に呆れてぐうの音も出なかったから。
今更になって、僕は姓名で、
秀一は名前なんだな、と気付いたりする。

こういう時の男って、ピンセットで摘まむくらい度量が小さくなる。





​「あたしね、思うんだ・・・」​
​「何を?」​
多分、秀一君は、
あたしを好きになってくれないんじゃないかって・・・・・・」
​「―――先のことは誰​にもわからないよ」​



それはたぶん、僕が初めて彼女についた嘘だったかも知れない。
だって秀一がプレイボーイの真似事をしている理由も、
​​本当は誰が好きなのかということも僕は知っていた。

 
​​​​​地面には破片がYやらZやらの​文字​かばせている。​​​​​
​​​​湿った彷徨えるX。​​​​




なりったと、​​​
昨日までの日々が、揺れて​
​―――んだ。​

急に自分が、遠く、小さく、はるかなものに感じられる。
自分の立場、立ち位置・・・・・・。

水面から泡が急速浮上、
重力無視の〇・一秒を彷徨う、
なんでもない会話なんでもない笑顔―――。
​​

 
​「・・・でも、多分そう思うの」​


もしかしたら、彼女は僕にこう言って欲しかったんじゃないか、

と下衆な勘ぐりをしたくなる。
別に今更、だ。
わざわざほじくり返してみるつもりはない。
けれど、ちょっとだけ予感があった。
彼女はもしかしたら、泣きだしたかったのではないだろうか、と。
そうして、僕に、ちょっと頭のいい台詞のひとつやふたつ、
呟いて欲しかったのではないだろうか、と。​



 空気は透明だけど薄っすら青味がかっている、
​​リー・ーランサン・・・・・・)​​




​​​​​​​​​






  *


、、、、、、 、、、、、、、、、、、、、
なんでだろう、ゆかりの顔を思い出していた。


  *


  
     ​​​​​●戦争ってだろう。人すってだろう。​​​​​​​​​​
​​​​​​       殴るってだろう...僕等本能。​​​​​​


家に帰ってきてベッドに身を預けると―――宙に浮かんだ梯子のように、
悪夢が始まる・・。

聖書の「創世記」に記述されているファラオの夢に対するヨセフの解釈や、
ヤコブの夢。法隆寺の夢殿、『古事記』や『万葉集』のなかの夢の記事。
それから一炊の夢・・・・・・。​

 
​​​​​​​​​​​​​​夢の中というフィールドで僕は人を殺している。
夢は帆をあげるように、僕を赤ん坊にする。​

―――人を殺すということはまず法律的に許されない、
この殺人という行為は、
ゲームの主人公キャラクターのHPをゼロにするからだ。
言っている意味がおわかりいただけているであろうか?

ゲームオーバーの後に再びやり直すことはできない。​
だってこれはゲームではない、​
だから命は重い、というわけだ。



組織があって命令と服従の関係を持つ集団と集団との戦い、

多数の殺傷を伴いうる集団間の武力衝突、
​​​​​​​



その昔、負けた国の女性を強 姦しまくった国がある。
と、にがりでも飲んだような顔で、
名前を出すのも嫌だが、こういう愚行も慣習である。
―――日本人のとある科学者人体実験オンパレード。
世界各地にある戦争傷跡した建物、記念碑。
いまの中高生が、日本以外のそれを三つでも挙げられたら立派だ。
何が平和だ、他人の痛みを知らない
写真や映像に残された、おぞましいもの。
ろくもんじゃい・・・・・・。

けれど、僕等は人類が始まって以来、
長い間それを続けてきた、人類の営みの側面として。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、​​​​​​​
僕のステージドアの先には戦争風景がある。


戦争でない武力の行使や武力による威嚇も、

自衛権の行使および国連の強制措置を除き一般に禁止されている、
でも戦争がなくなったとしても、​
​​​無差別テロや、殺人という行為はなくならない。
戦争はつまり、対テロ戦争へと推移したと言えるかも知れない、
それを法則化し、可視的なものにした一つの国というもの、​​​​

​​​一つの惑星というものが遺伝子認識する・・・。​​​

​​​それはかなり厄介といってもいいかもれない。


​​​
​​


ロシアがウクライナに行った「侵略」
でもそれは「戦争」ではない、
「非常事態」なのだと翻訳される・・・
―――じゃあ、もういっそ戦略ゲーム、と、
他人事のように言ったらどうなんですか・・・?
 



​​​場所について特定できる要素はないけれど、
車やバスが横転して炎上している。

宮崎駿の妄想ノート『泥まみれの虎』を思い出す、
二億円持参したら作ってくれるらしいぜ)​​
​​​
エンパイア・ステート・ビルディングの飛び降り自殺や、
古代のコロシアムの見世物という感じを覚える。
そこでは、戦争に巻き込まれた少女の一日を、
一秒ずつ繋ぎ合わせた風の啓蒙動画は流れないだろう、

攻撃機パイロットであったジェリー・デントン海軍中佐(当時)は、
ベトナム戦争中に撃墜され捕虜となり、
プロパガンダ映像に強制出演。
アメリカの軍人の口からアメリカ批判が出てくる様子を見せるため、
放映されたものだが、語る内容とは裏腹に、
瞬きがモールス信号になっていて、
「TORTURE(拷問されている)」というメッセージを送る。

だろう・・・。
何だって言うんだろう・・・・・・。



噴水が今日の色を語り続けているけれど、​
薔薇の昔に間に合わない。

僕等の表面上の石膏はあっという間に剥がされる。​
風邪をひいたみたいに、​
ぜいぜい咽喉を鳴らして逃げるよりほかにない。









うもの、でなければ蕎麦いたいもの、​

​​​がなつかしいもの。


靖国参拝問題や尖閣諸島問題について考える]
体内時計を調節する脳のホルモンが過剰な分泌をする。
理解の速度や―――遅度が・・拮抗しながら滑めらかに辷っていく

サバイバルゲームと、
本物戦争はどれぐらいうんだろ・・・。



​​この戦場というフィールドにおいて、​​
​​“殺さなければ殺される”ということが不文律。​​
​​​​​“迷っていたら殺される”という強迫観念。​​
​―――パラノイアみたいだ、​
まともな思考回路などあるわけもない。​
そんな言い訳も、また人を殺すという痛覚麻痺、
言いかえれば、常識的な回路を遮断する状況下では
“死にたいのか”という言葉がなによりも正しく響く。
手足をもぎとられ、顔を滅茶苦茶に砕かれ、​
銃で蜂の巣になる、爆弾や砲撃に巻き込まれてミンチになる、
そんな状況で悲しむべき結論は心の中に傷を作るしかない。​

、、、、、、、、、、 、、、、、、、、、
映画は好戦的な人物や、ヒーローが大好きだ・・。
戦争が終わった時代だったら、
人が殺されるのが起こり得ないような時代だったら、
世界中のみんな許してくれる、


フィクションが現実に与える影響、
[夢は無意識からのメッセージであり、
それまで「知らなかった自分」を開示してくれる]
それが『エネルギー獲得』というのなら、そうだろう・・。



​​
​​僕は隠れた蛆虫の仕業のような戦闘装備をしている。
鉄帽に戦闘服、多用途銃剣と、
サプレッサーと光学照準器が装備されている
拳銃が、
​​​​​明瞭に眼底に投影される。
指の上に盛り上がる第二関節の肉厚の折り目。
下から見た側面、
真下から、右へ百八十度回転した側面、

あぶりだしの絵のように、​

​​


MAHEM、自由電子レーザー、
高エネルギーレーザー地域防衛システム、レールガン、
偵察用の合成昆虫、コーナーショット・ランチャー、
静かなる兵器(DREAD)


、、、、、、、
戦争は進化する。

  *










  *



名前も知らない破壊力と殺傷力を兼ね備えた、​
現代兵器をいくつもかかえている。​​​​
​​​まるでシューティング・ゲームのように、
片っ端から愉快なくらい人を殺していく、歯牙。
キアヌ・リーブスのキルカウント動画が必要だ、)​​​
神なんているわけがない、とPDSDは云う・・・・・・​
たとえるのならば、青銅の鎧が返り血によって、紅蓮のいろに染まり、
​​それがいつしか変色し、
闇の騎士さながらの極彩色の凶悪な品になっていくようなものだ。
領域内に分配され密封された諸要素の相互作用を通じて、
創発する複雑なパターン。​​
そこでなら僕は銃器や、ナイフ、格闘術にいたるまでの、
プロフェッショナルだ。​

 





断末魔の人の瞳が映す回想と混ざり合った、
虚しい孤独や違和感の成分表示、

 
北朝鮮の革命、
 ヨーロッパ対イスラム国の市街地ゲリラ戦、
 ベネズエラ内乱
第二次中国文化大革命
第二次ボスニア紛争
インド・パキスタンの核戦争、
第三次世界大戦・・・・・・。


戦争の爪痕。
ノルマンディーに残された無数の穴・・・・・・。








​​   、、、、、、、、、
―――どうやらこれが戦争。​​
疲れても辞めますといえない、​
連帯責任、列車の事故で何百人も黙って死んでしまう、​
非常扉を開けず、アナウンスを盲目的に信じて・・・。
ベトナム戦争中、

クチ州では何千人もの人々が地下トンネルで暮らしていた、
 空気や、水、食べ物が不足し、アリや毒ムカデ、

サソリや蜘蛛といった害虫がはびこっていた

、、、、、、、、、、、、、
ソ連の領土から撤退するとき、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ドイツの軍隊は鉄道耕運機を使ってすべての線路を破壊していった。
 





―――こんなことが、百五十三年経ってわかる。
信じられないだろ、でもそうなんだ・・・。
僕等がいま何を言ったとか、どう考えていたのかなんて、
ある日、そういうものに巻き込まれたら、
何の意味もなくなってしま―――う・・・。
​僕なんて十五年しか生きてない・・・。
まったく意味がわからない―――よ・・。
意味がわからないのが、戦争ってやつなのか・・。

次世代型のAIの戦争、
戦争責任の追及と甚大な環境被害・・。





​​​​​​​​​​

やがて―――かっ、と空が擂り鉢の底のように開ける。
ゴーグルをつけて泳ぎたくなるような真っ青な空だ。​
眼薬なしには見れないイカロスの蝋の雲たち。
いつしか、埃っぽいグレースケールの視界は豁然とひらけ、
いまは全方位が見渡せる。​
だが、そこに太陽はない。







エントロピー増大の法則 、ゲシュタルト心理学の法則、
光速度不変の法則、収穫加速の法則、​


君は信じる?


雨は確かにその瞬間に止んだのだ。​
そうして、微量の有機物、無機物、重金属類の存在を僕に教える。
その瞬間、オゾンや、ペトリコール、
土壌中の細菌であるゲオスミンが僕の嗅覚に忍び寄ってくる。
そうして僕はこの仮面劇から、​
しいていえば文明社会でつねに陥りやすい3Dの迷路から、
抜け出た光の瞬間が訪れる。
だが、それは暗闇によって成立し、その性質は静寂に似ている。
すべてが意味をなくしてしまうのだ。​​



​​​兵士鉄帽両手った時、
相手え、それはのわななきとして、躊躇いがっている


それは何らかの余地が残されていないほど震えているのだ。
そして僕の手もガタガタと小刻みに震えている、
オイルや、体臭がどっと僕の鼻腔に襲いかかってくる。
だが、それは諦めの境地に達していると見做すべきなのかも知れない。
     ファクトリー
幻想という工場はその時点で完成なのだから。​​​
​​












そんな気休めの旋律が、
ふと兵士という名の尋ね人の頬を撫でた瞬間、
相手は心底リラックスしたように静かな微笑みを浮かべる。
白々しいほどの微笑みだ。
モナ・リザのアルカイック・スマイル。
戯画的にも道化的にも見える顔文字だ。
悪魔のような微笑は、僕を共犯者にする。​
そうして、泳ぎ疲れたように彼は・・・・・・。​

「―――了解した」と言う。

彼が死を求めていたのだということが、​
僕には理解できる。
それが禁断の領域として、沈黙の叫び声として、
いま、かなしいクライマックスを盛り上げる。
正常に近付き、不自然な正気がむくむくとわき上がってくる。
悪魔が静かに降り立った。
    わな
​まるで陥穽にはまったように・・・・・・。​​​​​​​​​
​​
、、   、、、、、、
君は―――光の中の少年・・・・。
​​



  *


顔を上げると―――。​
椅子を後ろにうして、​
​​香山ゆかりことポコタマシーンが、いた。
​​ポコタマッスウィーン​​は(?)
学校で一番の美少女だが、
僕にだけパワハラ気質を持つ。
愛情表現がハゲしいんだな(?)
​​
、、

教室だ。
どうも、ぼんやりしすぎていたらしい・・・・・・。​

糸口が多すぎて、矛盾した方角から切れ端を覗かせ、
一つの重要なポイントへと辿り着けない。

触 れ て ほ し い と こ ろ に 上 手 く  届 か な い 、​

ただその痛みだけが自分の動作を確かめさせ、

​​​​本当の気持ちを思い出させてくれる。

おはよう


そしてこれから始まるんだね、
―――ゆかりの御説教が(?)










​​​​​​君​​​​​​
​​​​​​私心。



  *