koichang’s blog

詩のノーベル賞を目指す、本を出さない、自由な詩人。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

イラスト詩「move off」

​唇をなぞ―――る、『指』で、 ​​​​​​​ (電、気、を、帯、び、て、) ​​​​​​​​ 空気―――は、飴のように粘り始める、 ​​​[瞳孔の拡張][毛細血管の急激な収縮][情緒不安定] ―――二度と帰ってこない昨日ではなく、 まだ見たこともない明日・・・。​ fly...FLY..…

イラスト詩「ブラックホール・ムーヴメント」

郵便貯金のような手軽さで 処理されてゆく、 空飛ぶ自転車でE.T。 ​​​街の匂いも、 蒸発感覚も、 全部教えて。​​​ ​​​​​​​ 世界が終わるとか言ってた 不愉快な記憶も、​ ロボットみたいな声で、 ​いまじゃたんなる​チープな 夢。​​ ​​​​​​​​​​​​​狂ってるの…

よくあるやさしい、心あたたまるような、マンションの話

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​とあるマンションに行ってきた、と、始めるのは正しいのだろうか・・・・・・。​プジュン...​[ブザーが何かの烙印のように見えている][部屋と廊下の網状組織が交錯し、汚れた壁が見えている][階段を昇ってきた]、、すっ、と手を…

イラスト詩「すべてはよくわからないところから始まった」

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​煙の部屋から出てきたガスマスクの女。​別にガスマスクをつけて生活をしてもいい、​けれども、初対面の人間にとってこれはやはり最悪だ。恐怖というのはやっぱり、異常なことから生まれてくる。喩えが色々と雑だけど、コーヒ…

イラスト詩「音楽のない夜」

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ グ​​ローブが落​​ちてる、、、 ​​高速道路下のフェンスの空洞​​、、、、 それを、金色の首飾りのように思う、 (花にうるほへ、) バレリーナよろしく…

時をかけたブラックホール・マジシャン

​​​テレポーテーションの基本的発想は、​何かをある場所から別の場所へ、、、運ぶ。その二点の間に物理的に存在する空間を、(​たとえば朝は海派で昼から山派になり夜は都会派になるように、​)横切ることなく移動させることである。おっと、スマホ歩きしな…

イラスト詩「世界はきっと、そこにあった 2」 *切れていたので修正

*新しい旅が始まる、と誰かが言った。―――支配された軌道、啓示に満ちた歩行・・。空飛ぶシロナガスクジラがいた。「あすか、だいじょうぶだよ、だいじょうぶだよ」と言った。聞き間違いだろうか・・・・・・。 *森に対する土地感覚はあるので、そこが、村とそう遠…

イラスト詩「世界はきっと、そこにあった 1」

村はずれの白い家に供え物がある、方舟から作られた由緒正しいものだ、と聞いている。神殿とも呼ばれ、観音開きになった扉の奥は見えない。祭壇めいたものが設けられ、その前の台座には―――。一か月の月が満ちる時、大勢の人々が供え物を持ってくる。そこには…

写真詩「これがキチガイだ!」*十八禁 いろいろすみません

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​​廻転る麻酔外景の煉獄。 ―――青白さを増しながら、 SOSのクロスワードパズル・・​ ​​​​ 、、、、 ●首から上がない (​​​​蝸牛の殻のような迷路は眼玉を転ばせた、​​​​ 「××はどうなっている?」 アー、アノ、手首スパスパ切ッタ子デ…

産業廃棄物について語る

​産業廃棄物業者に面接へ行くと、​​履歴書を見せるまでもなく採用が決まることがある。​​空欄の多い駄目履歴書には、やる気がないというけれど、​​こういう職場もあるのだ。​産業廃棄物業者は人手不足、コロナ下の看護師みたいなものだ。​ところで「産業廃棄…

常識を揺さぶったりする、かもよ、とか。

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​一日中青かったはずの空は、​​​​​​​ギーッとドアを開け、進んでいくに従って視界から消えて、​​​​​最初にあった―――もの・・、こう考えていた―――ものが・・・失われる、―――何を引き換えに?光を束ねたような安らぎの在処を探し​た?…

お好み焼きの話

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​お好み焼きと一口に言っても、もちろん沢山種類がある。これも一種の郷土料理、ソウルフードで、観光客におけるご当地グルメ。雑誌にとってはB級グルメだろうか。分かり易く言えばカレーみたいなもので、家庭の…

イラスト詩「姉は自分の気持ちを打ち明けたい」 *色々すみません

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​「可愛い弟よ、両親が死んでもう半年になるね・・・・・・」カーペットの上に布団を二つ敷いた姉の部屋、勉強机や本棚が見える。冬、加湿器が作動し、エアコンも動いている。蛍光灯だけど、もう少ししたらベッドサイドランプになる。ピンク色の…

別に赤ん坊なんて可愛いなんて思っているわけじゃないんだからね(笑)

​​●赤ちゃんって可愛いですね、​​​​​ 育児ノイローゼを起こすなんて信じられません。​​​​​​​ ちなみに外で仕事をする方より、​​​​​​​​​ 専業主婦の方が、育児ノイローゼになる確率が高いらしいです。​​​​​​​ 色々考えちゃうんですね、リフレッシュが大切。​​…

別にこんな話いくらでもあるからって好きとかじゃないんだからね(笑)

​​​​​●時間というものは不思議だ、人それぞれの感覚で流れる。​​​​​​​​ けれども時間というものが必ずしも、​​​​ 時計回りするものだとは限らない。​​​​​​ 時間はこの世界のたんなるルールの一つに過ぎない。​​​​​ ​​​(1) 自分に関してではなく、 一般論…

“記憶”だから―――。

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​“記憶”だから―――。―――夢の中で、宝石をいくつも抱えた、…

かもちゃん、教育実習すれば

​​かもちゃんが中学校に、​​​​教育実習生というタスキをして何故かやって来た。​​​担任の先生につれられて、来た。教育実習生のかもちゃんだ、と真面目に紹介された。​​​いや鳥じゃん、大学行ってないじゃん、​​​​とは誰も面食らって言えずに、かもちゃんが…

芋虫

​​​​​​​​​ >シロイムシガゾロゾロトデテクルンダ... >シロアリガニクタイカラ... 空気が蟠る、為体がしれず、身震いする、 声、音、感触、声、冷や汗、みんないってる、 鳥肌立つほど、笑い、笑い・・・・・・ 何者にもなれなかった君はダルマ女みたい、 いつも見ても気持ち悪い姿をし…

イラスト詩「i-D」

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ―――​​​​呼び覚ます、剥き出しにする、​​​​ ⇒思春期、思い込み、内省的、心の殻 (​​​​帯、帯を織る糸、帯の紋図、刺繍糸、帯にまつわる神話)​​​​ 「​​​―――ひとつの春が終わる、 ​​​ 「―――​​​ひとつの夏が終わる、​​​ あ ら か た 、す…